AC Immuneはタウを標的としたワクチンについて米ジョンソン・エンド・ジョンソンと協力している。10年前にスピンアウトによって誕生したProthenaは、アミロイドβとタウの両方を標的とするワクチンの治験を来年開始したい考えだ。同社はアミロイドβ抗体と抗タウ抗体も持っている。前者はP1試験を行っており、後者は米ブリストル・マイヤーズスクイブにライセンスを供与している。
マイクロソフトは2021年11月から、Azureの新しいサービスとして「Microsoft Test Base for Microsoft 365」を一般提供しています。このサービスで何ができるのか、どんなメリットがあるのか、試用してみました。このサービスは有料ですが、最初の6カ月間は800米ドル相当の実行を上限に無料で試用できます。
執筆:フリーライター 山市 良
執筆:フリーライター 山市 良
IT 専門誌、Web 媒体を中心に執筆活動を行っているテクニカルライター。システムインテグレーター、IT 専門誌の編集者、地方の中堅企業のシステム管理者を経て、2008年にフリーランスに。雑誌やWebメディアに多数の記事を寄稿するほか、ITベンダー数社の技術文書 (ホワイトペーパー) の制作やユーザー事例取材なども行う。2008年10月よりMicrosoft MVP - Cloud and Datacenter Management(旧カテゴリ:Hyper-V)を毎年受賞。岩手県花巻市在住。
主な著書・訳書
『インサイドWindows 第7版 上』(訳書、日経BP社、2018年)
『Windows Sysinternals徹底解説 改定新版』(訳書、日経BP社、2017年)
『Windows Server 2016テクノロジ入門 完全版』(日経BP社、2016年)
『Windows Server 2012 R2テクノロジ入門』(日経BP社、2014年)
『Windows Server 2012テクノロジ入門』(日経BP社、2012年)
『Windows Server仮想化テクノロジ入門』(日経BP社、2011年)
『Windows Server 2008 R2テクノロジ入門』(日経BP社、2009年)
など
Test Base for Microsoft 365の機能とメリット
Windows 10登場以降、“サービスとしてのWindows(WaaS)”として提供されるようになったWindowsは、継続的に新バージョン(ビルド)にアップグレードされ、機能拡張が行われてきました。マイクロソフトは下位互換性の確保に努めていますが、レガシな機能や技術、APIの非推奨化や廃止も行われています。
Microsoft Test Base for Microsoft 365(以下、Test Base for Microsoft 365)は、アプリケーションをパッケージ化して、テストシナリオを構成し、マイクロソフトがクラウド上で準備、管理するセキュアな仮想マシン上でテストを自動実行し、その結果と分析情報をレポートするサービスです(画面1)。
画面1:Azureポータルの「Test Base for Microsoft 365」管理ブレード。テスト用パッケージを作成、実行し、その結果を得ることができる
Test Base for Microsoft 365では、Windows 10やWindows 11、Windows Server 2016以降のセキュリティ更新プログラム、Windows 11(2023年9月からインサイダーチャネルのバージョン23H2に対応)へのインプレースアップグレード(機能更新プログラム)、Microsoft 365アプリの次期バージョン(プレビューチャネル)のプレインストールが、ビジネスクリティカルなアプリケーションの互換性やパフォーマンスに影響しないかどうかを検証することができます。
Test Baseを体験、基本項目の設定方法
Test Base for Microsoft 365では、テストするアプリケーションを含むパッケージを作成し、実行します。パッケージのソースとしては以下の4種類から選べます(画面2)。
最初の3つはファイルをアップロードします。アップロードする代わりに、Test Base for Microsoft 365を簡単に評価できるTest Baseサンプルアプリケーションを選択することもできます。