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Thursday, November 30, 2023

京都大のグループ iPS細胞を活用 腎臓難病の治験へ|NHK 関西の ... - nhk.or.jp

腎臓の難病を治療できる可能性がある薬の候補を京都大学のグループがiPS細胞を使って見つけ出し、国の承認を得るための人での試験を1月にも始めることになりました。

京都大学iPS細胞研究所の長船健二教授らのグループは、腎臓に袋状のできものができて機能が低下する難病、「多発性嚢胞腎」の薬を開発しようと、iPS細胞から腎臓の組織の一部を作製し、病気を再現しました。
この組織を使うなどして、ほかの病気に使われている薬の中に治療効果があるものがないか試したところ、白血病の治療薬の一種を投与すると、腎臓の機能の低下が抑えられる可能性があることがわかったということです。
グループでは、国の承認を得るため、この病気の患者に投与する治験を1月にも始めるということです。
「多発性嚢胞腎」の患者数は国内で3万人を超えると推定されていますが、現在の治療薬では病気の進行を完全に止めるのは難しく、新薬の開発が課題となっています。
長船教授は「治験をできるだけ早く始めて患者に新しい薬を届けたい。最終的にはこの病気を治せる薬をつくり、患者全員が助かるようにしたい」と話していました。

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