９日夜から１０日にかけて、札幌市手稲区の住宅街でクマを目撃したという２件の通報が警察に寄せられましたが、札幌市が調べた結果、１件目の通報の現場ではシカの足跡が確認され、２件目もクマではなかったとみられるということです。
警察によりますと、９日午後１０時すぎ、手稲区富丘５条３丁目付近の市道で「クマ１頭を目撃した」という通報があり、およそ３時間後の１０日午前１時ごろにも、手稲区稲穂２条１丁目付近の市道でクマを目撃したという通報が寄せられました。
通報を受けて、警察がパトカーを出して警戒にあたりましたが、札幌市が調べた結果、１件目の通報の現場に残っていた足跡はシカのものであることがわかったということです。
また２件目の通報の現場では、動物の足跡が確認されなかったことや目撃者の話などから、こちらもクマではなかったとみられるということです。
一方で、札幌市内では先月３１日に中央区円山西町でクマを目撃したという通報が相次いだあと、クマの足跡が確認されたケースもあることから、札幌市は引き続きクマの出没に注意するよう呼びかけています。
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