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Thursday, June 2, 2022

親になってわかった!「キュッキュッ音の鳴る靴」これは可愛いだけでなく「超アナログGPS…見守り対策だった」に共感の声|まいどなニュース - 神戸新聞社

小さな子が履いている「キュッキュッキュッ」と音の鳴る靴にまつわるツイートが注目を集めました。ツイートした焼き昆布(マンボウメンタル)さん(@Wwmajidesorena)にお話を聞きました。

「独身の私
『ちっちゃい子のはいてる靴、歩くとキュッキュッキュッ鳴るの可愛い~!でも音がけっこうでかいのね~もうちょい小さい音ならもっと可愛いのに』
親になった私
『今ならわかる…あれは超アナログGPS…少し目を離せば忽然と消える幼児の位置を、親に知らせるための見守り対策…』」
とツイートした焼き昆布(マンボウメンタル)さん。こちらのツイートに10万件以上のいいねがつき、たくさんのリツイートや共感のリプライが届きました。

「なるほど!!!!子どもの愛らしさを無限大に助長させるだけのアイテムではなかったのですね!!!」
「商品開発をしてる親御さんたちの叡智と経験が垣間見える」
「海外で子育てしていたので、音が鳴るサンダルを履いていたら現地ママ友に『どこで買ったの?』と質問の嵐でした。インド系の子は鈴が沢山ついたアンクレットをつけていて素敵で。世界それぞれの便利グッズがあるんですね」
「ピカピカ光る靴も追加でお願い致します…冬の暗い夕方…あれは役に立つのです…とても…」
「うちの弟はすぐにどこかへ行ってしまうため、音の鳴る靴とビビッドカラーの服を装備させられてた」
「周囲へ小さい子がいるという警告音にもなる。そして子供はただ楽しむ」
「親でない大人も、近くにお子さんがいるの分かるの助かります~。ぶつかったら大変ですから、いるよアピールはありがたいです」

このように、“音の鳴る靴=「ここに子どもがいるよ」サイン”で、かわいい&ありがたいという旨のリプライが続々寄せられました。

 「うちは下駄履かせてます。本人が欲しいと言ったからですがカランコロンで場所解ります」
「昔、履いていた子供用の草履にも鈴が入っていたのを思い出しました。下駄はカランコロン。アナログGPSは、昔からなのではないかしら」

“下駄や草履=元祖アナログGPS説”も出現。

「可愛いと言ってくれる人が多いですがこの間お買い物の時『うるさい!』とお叱りを受けたので気をつけようと思いました」
「昔、父が『音がうるさい』と言って笛を取ってしまった思い出があります」
「人によっては不快な音域 みんな申し訳ない!と思いつつこの時期は履かせてました」

場合によっては、お叱りを受けたという報告も。賛否両論あったご経験を持つコメントも寄せられています。

焼き昆布(マンボウメンタル)さんも様々な反応を受け、
「『音がきつい、うるさい』という方へ
申し訳ないとしか言えない…これは親も病院やら音が響くとこには履かせていかないという配慮をするべきと思う。ただちょっとすれ違う間とか、ほんの数分にも満たない時間程度なら、(うるせぇ~)と内心思いながら多目にみてやってほしいです。」と連続ツイートしています。 

焼き昆布(マンボウメンタル)さんにお話を伺いました。

――独身時代、どういった場面で「音の鳴る靴」に?

独身時代、百貨店だったか、お母さんのあとをくっついて歩くお子さんが笛靴サンダルを履いてたのを覚えています。とても可愛いのですが、たしか売り場が贈答品か何かの階だったのでとても音が響くんですよね。それで「もっと小さな音のほうが可愛いのに、なんで大きめの音なのかな」というのが頭に残っていました。

――親となり、履かせてみて「なぜこの靴を履かせるのか」の理由に気づいた…と。

家の前を1歳の娘と散歩している時に、後ろにいた娘の靴の音が鳴りやみまして。軒先に置かれた置物に気を取られて足を止めたことが音ですぐわかりました。そのときにふと「あっ!こういう瞬間のためなのかな」と思いました。ついてきているのか、大体の位置が把握できるな…と。

――音の鳴る靴を購入されたきっかけは?

偶然です。西松屋でやたら可愛いイチゴのサンダルを買ったらたまたま笛靴だったので、娘が歩いた瞬間、私も娘もびっくりしました笑。5歳になる息子がいるのですが、彼はよく走るのでスポーツメーカーの運動靴を履かせており、サンダルを履かせる機会がなくて。購入したのは初めてでした。 

――履いた娘さんはどんな感じでしたか?

最初は音が鳴るので怖がっていた娘が、しばらく履いて慣れてきたらニコニコしつつ足をトントンと踏み鳴らして自分で音をたてていました。嫌がる子もいるとは思いますが、うちのように楽しい思いをする子もきっといると思います。

――ツイートにかなり大きな反響がありました。

のびてるな~~~と思ってはいました。「わかる!」という方の意見も多くて嬉しかったです。「外国では笛靴がないから履かせたら人気だったよ、鈴を足につけたりするよ」というのは知らなかったので新鮮でした。鈴をシャンシャンさせて歩く幼児というのもすごく可愛いですね。私の出身の京都では、舞妓さんが見習いの時は「おこぼ」という鈴の入った下駄をはく習慣があったと思うのですがこれと関係あるのでしょうか…。

いろいろなご意見もありましたが、音がきついと感じる人、子どもがよく動くから申し訳ないと思いつつ履かせる親…どちらも悪くなく、またどちらも否定されてほしくないと私は思っています。

◇      ◇

焼き昆布(マンボウメンタル)さんの「超アナログGPS」というユニークな表現に、数年前子どもに履かせていた筆者自身も「その通りだったなぁ…」と頷きました。子どもの見守り対策のほか「歩きたがらない子の興味を引く」「好きなキャラでお散歩に連れ出す」「クッション性があり履き心地が良さそう」など親子での外出やお外遊びにも一役買っているようにも思えます。ただ、連続して鳴り響く音ですので、時と場所を考慮しつつ見守りながら履かせるのが良いのかもしれませんね。

【焼き昆布(マンボウメンタル)さん関連情報】
■Twitter https://twitter.com/Wwmajidesorena
■育児エッセイ『腐女子育児 ごめんな息子…ママ…人と話すよりキャラと話すほうが多いんだ…』https://www.amazon.co.jp/dp/B086GPZF3Q/

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