山梨県北杜市の特定NPO法人「自然とオオムラサキに親しむ会」が植林活動などへの市補助金を不正に受給していた疑いがある問題で、新たに、死亡した人物の名前で土地の委託契約書を作成して申請し、補助金を受給していたことがわかった。
補助金は2022年度始まった「北杜市山紫水明整備事業費」から出されたもので、「山紫水明事業の補助金不正を究明する会」が1日、市に調査を申し入れた。申し入れによると、同法人は昨年3月、19年11月に死亡していた県内出身の男性カメラマンを土地所有者とし、北杜市内で植林や下刈りをする委託契約書を作成。市に申請して補助金を受給したという。
同法人は読売新聞の取材に契約書の作成を認め、「本人から生前、了承を得ていた。遺族に確認してもらうため、作成した契約書を送ったが、戻ってこなかったため、こちらで押印して市に提出した」と説明。「やり方はおかしかったかもしれないが、不正受給の意図はない」としている。
市によると、これまで同法人が土地所有者5人の名前を使って自ら委託契約書を作成し、押印していたことが判明。受給した補助金63万2000円を市に返還している。市は今回の申し入れを含めて「疑義が生じている点について調査を進めていきたい」としている。
からの記事と詳細 ( 山梨のNPO法人、死亡者名で補助金受給…「生前に了承得ていた」 - 読売新聞オンライン )
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