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Wednesday, March 8, 2023

長男に「ごめん」と泣いた子育て 「ぼちぼちいこか」と思えたのは ... - 朝日新聞デジタル

こばゆりの今日も走快!

 このコラムは今回が最終回になります。4月末に3人目の子どもが生まれてくる予定で産休に入るのです。

 妊娠がわかった夏ごろから、転ばないように気をつけてきました。ただ、走ることはやめられませんでした。私にとっては朝ごはんのように欠かせないものだからです。

 医師からも「ふつうは走ることは勧めないけれど、動いとった方がいいんちゃうか」と認めてもらい、市民マラソンにもゲストランナーとして参加しました。

 主催者側に事情を説明し、走る距離は少し短くしてもらっていました。ただ、私にも意地があります。フルマラソンを完走したかのような表情で、後からゴールしてくるランナーの皆さんを待ちました。「祐梨子さん、速いやん」と言われると、「あはは」と笑ってごまかしていました。

 昨年の11月1日、家族にサプライズで赤ちゃんの性別を発表しました。早めに分かったのです。

 場所は自宅から歩いて5分ほどの夫の実家でした。クラッカーを用意し、男の子なら青、女の子なら赤の紙吹雪が出るという仕掛けです。

 赤色の紙が舞った瞬間、「女の子や」と叫んだ夫はもちろん、2人の息子も夫の両親も大喜びしてくれました。

 喜びを共有してくれる人に私は囲まれているんだと改めてありがたく思いました。

 第1子の妊娠がわかったとき、最初に思ったのは、「仕事はどうしたらいいのだろう。みんなから何と言われるだろう」ということでした。

 私が子どものころは、「母親は子どもが小さいうちは子育てに専念するのが当たり前」という風潮がありました。私も周りからそう思われるのかな、と。

 そんなとき義母が私の心を見…

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