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Monday, January 30, 2023

奈良公園のシカ 遺伝子配列 保護で1000年以上独自生態か|NHK ... - nhk.or.jp

奈良公園周辺のシカの遺伝子配列を専門家の研究チームが調べたところ、ほかの地域に生息するシカと異なっていることがわかりました。
1000年以上にわたって独自に生態を保ってきたとみられ、チームは「『神の使い』として宗教的に保護してきた結果ではないか」としています。

研究は、福島大学と奈良教育大学などが共同で行いました。
研究チームは20年ほどかけて、奈良公園周辺や紀伊半島各地に生息するニホンジカおよそ300頭の遺伝子を採集し、その配列を分析しました。
その結果、奈良公園周辺とほかの地域のシカは遺伝子の配列が異なっていることがわかったということです。
チームによりますと、1000年以上前からほかの地域のシカとの交流が途絶えたとみられ、奈良周辺では古来よりシカが「神の使い」として保護されてきたことから、独自性が高い集団が保たれたのではないかとしています。
福島大学大学院の高木俊人さんは「奈良のシカはまさに生きる文化財だと思う。今後の保護・管理を考えるうえで重要な研究になると思う」と話していました。

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