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Wednesday, October 19, 2022

熊本弁使った電話詐欺 急増 警察が音声公開し注意呼びかけ|NHK 熊本県のニュース - nhk.or.jp

県内では今月に入り、熊本弁を使いながら息子や娘を名乗り現金をだまし取ろうとする電話が急増していて、警察は、音声を公開して注意を呼びかけています。

警察によりますと、県内では息子や娘を名乗り現金をだまし取ろうとする詐欺の電話に関する相談が、今月に入り55件と急増していて、このうち、4件ではあわせておよそ1500万円がだまし取られたということです。

いずれも熊本弁を使っているのが特徴で、県警は、娘を名乗る人物から熊本市内に住む高齢の夫婦にかかってきた実際の電話の音声を今月公開しました。

女は「鼻とのどがきついとたいね」などと風邪をひいていることを装い、ガラガラ声の熊本弁で説明したあとに明日また話したいと言って電話を切りました。

翌日には再び電話をかけてきて、「友人と共同で1000万円を借りて株を購入したが、そのお金は友人が会社から横領していたものだとわかった。半分は自分の名義で、友人の会社の社長から『今すぐに500万円を返さないと訴える』と言われている」などと話しました。

そのうえで、「なかなかの大金で、誰も貸してくれる人がおらんけん」などと同情を誘い、相手が娘と信じた夫婦は銀行で現金を下ろしてしまいましたが、そのあと相手が現れず被害を免れました。

一方、県内の70代女性は、息子を名乗り熊本弁を交えて話す男の指示で、息子に依頼されたという法律事務所の職員を名乗る女に450万円を渡してしまったということです。

警察によりますと、県内の一部の高校の卒業生の名簿を利用し、その親を狙って電話をかけているとみられるということです。

県警はこうした電話は親心につけ込んだ卑劣な犯行だとしたうえで、「息子だけでなく娘にもなりすまし、熊本弁も使ってきます。『自分はだまされない』と絶対に思わないでほしい」と呼びかけています。

そのうえで、被害を防ぐにはお金に関する電話があったらまず詐欺を疑い、直接息子や娘に確認を取るほか、日頃から家族でコミュニケーションを取るよう注意を呼びかけています。

公開された音声は、熊本県警察本部のホームページで確認することが出来ます。

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