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Saturday, September 3, 2022

私が「ゆる禁酒」をしてわかった、お酒との上手な付き合い方 - COSMOPOLITAN(コスモポリタン)

禁酒にチャンレンジする度に挫折してしまう…そんなあなたへ贈る「節酒」体験記。本記事では、お酒との付き合い方に悩んだ末に、「ゆる禁酒(=節酒)」に成功したある女性の体験談をお届け。

Jonathan KnowlesGetty Images

「付き合いが悪いと思われたくない」「楽しい機会を逃す気がする」といった理由で、つい許容量を超えてお酒を飲んでしまい、二日酔いに悩まされる…という人も。

本記事では、お酒との付き合い方に悩んだ末に、「ゆる禁酒(=節酒)」に成功したある女性の体験談をお届け。臨床心理士のニッキー・ギルバート博士によるアドバイスをもとに、彼女がどのようにマインドセットを変え、ゆる禁酒を習慣化させたのかについて詳しく語っています。

語り:ルーシー・ハンドリー

意識から追い払う

以前はお酒を飲まずにいられる自信がなくて、パブに行く途中で、不安でたまらなくなっていました。お酒を飲んだ翌日は使い物にならなくなるとわかっているのに、結局はその場の雰囲気でワインを飲んでしまう…。

「今日は飲まない」って決心しても、そのことばかりが気になっていたんです。一度、デートに行く途中に「お酒は飲まないけど、私はそれでも楽めるって約束する」ってメッセージしてしまったこともありました。

節酒に行き詰ってしまう原因のひとつは、他人からどう思われるかを気にしすぎて、今、その瞬間に集中できなくなってしまうことです」と、ギルバート博士は指摘します。

そこで、(お酒の場に出かけた時は)ノンアルコールのライムソーダを片手にリラックスするよう自分に言い聞かせ、他人や周囲の状況に意識を向けることにしました。

チャンスを逃した!という焦る気持ちを抑えるには?

以前は、飲酒はすばらしい夜を約束してくれると思っていました。私は酔うとますます目が冴え、夜更かししたくなるタイプ。

「二次会に参加すれば、きっと理想の相手に会える」「シラフのままではせっかくのチャンスを逃すことになる」と、そう考えていたんです。

でも、これは“チャンスを逃すことへの恐怖”が原因だとわかったんです。そこで、チャンスを逃す恐怖への対策として、代わりに好きなことをするようにしてみました。

即興劇のクラスやガーデニング、ボランティア活動などに参加し、毎回そこで新しい人と知り合いになることができました。ギルバート博士によると、こうすることで「新しい出会いはバーにしかない」という思い込みから、次第に抜け出せるようになると言います。

お酒を味わう

昨年、友人とニュー・フォレスト(イギリス・ハンプシャーにある国立公園)でサイクリングに行った時のこと。帰りの電車に乗ろうと、ブロッケンハーストのある村まで自転車を漕いでいると雨が降り出したので、最寄りのバーで雨宿りをすることにしました。私はスパークリングワインと、チーズとビスケットを一緒に注文したのですが、このワインがキリッと冷えていてとてもおいしかったんです。

これは、私に「お酒は量より質」だということを確信させ、一生忘れられない経験となりました。その上、日中のグラス一杯では二日酔いにもならないことも発見。

ギルバート博士にこの時の体験を伝えると、「社交の場で飲酒する楽しさよりも、体調の方に意識が向いています。自分自身をとても大切にし、体が喜ぶことをしていますね」と説明してくれました。

理想の自分をイメージする

私が憧れるのは、楽しくて色っぽくて、仕事帰りの飲み会に顔を出してもノンアルビールを頼むような女性。みんなを魅了しながらも、ヨガクラスに行くためにその場をさっと後にする-- そんな女性像をイメージすると、節酒に効果があると感じます。前の晩に酔いつぶれるより、翌日に気持ちよくいられる方がずっといいですからね。

ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)でたばことアルコールを研究するクレア・ガーネット博士の考えでは、「人が行動を変えようとするとき、重要な役割を果たすのがアイデンティティ、つまり自分らしさ」なのだとか。

これは、禁煙に成功した人たちよって証明されているんだそう。研究によると、以前は喫煙していた人が、「今は元喫煙者」であると思えば、禁煙を継続できる可能性が高くなるという結果もあるのだとか。

sober drinking

Marina PettiGetty Images

今後はアプリで飲酒を管理

私が最近ダウンロードした<Drink Less>は、目標があいまいになりがちな節酒の手助けをしてくれる、UCLの研究者が開発したトラッキングアプリです。

「禁酒を目指している場合は、『どんなときも一切お酒を飲まない』ということが目標になります。でも、お酒の量を減らす、つまり節酒を目標にする場合、どれぐらいの量で節酒に成功したとするのかが微妙ですよね」とガーネット博士。

「わかりやすくするには、週単位や月単位、または毎日の目標を具体的に設定すると効果的です」

このアプリを気に入ったポイントは、飲んだお酒のカロリーを教えてくれるところ。1日の糖質摂取量をチョコレートに使いたい私にとっては、モチベーションが上がります。

私はここで紹介したように節酒を実践していますが、いまも外出をしているし、二日酔いになる価値があるときには飲むつもりです。でも、基本はゆる禁酒を続けていきますよ。

※この翻訳は、抄訳です。
Translation: 中野玲(Office Miyazaki Inc.)
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