栃木県那須町で夫婦の遺体が見つかった事件で、警視庁は1日朝にかけて「実行役」とみられる20歳の容疑者2人を逮捕し、これで逮捕者は4人になりました。
このうち「指示役」とみられる28歳の容疑者は、「ある人物から依頼を受け、夫婦を脅す程度かと思ったが、途中で遺体の処理とわかった」などと供述しているということで、警視庁は実行役に請け負わせるまでの詳しい経緯を調べています。
新たに逮捕されたのは、いずれも住居・職業不詳で韓国籍の姜光紀容疑者(20)と若山耀人容疑者(20)です。
警視庁によりますと、2人はすでに逮捕されている平山綾拳容疑者(25)と「指示役」とみられる佐々木光容疑者(28)と共謀し、先月16日、栃木県那須町で都内の会社役員、宝島龍太郎さん(55)と妻の宝島幸子さん(56)の遺体に火をつけて損壊した疑いがもたれています。
防犯カメラの映像などから2人が那須町の現場まで行った「実行役」だと特定し、行方を捜査していたところ、姜容疑者を神奈川県大和市のホテルで、若山容疑者を千葉市内の知人宅でそれぞれ見つけ、逮捕しました。
これまでの調べで、佐々木容疑者から遺体の処理などを指示された平山容疑者が、飲み友達だった姜容疑者らに依頼したとみられています。
当日16日の午前3時半ごろには佐々木容疑者と平山容疑者が品川区内の居酒屋で5分程度接触したあと、一緒に店を出て歩く様子が防犯カメラに写っていたということです。
捜査関係者によりますと、佐々木容疑者は「4月初旬にある人物から処理をしてほしいと依頼を受けた。夫婦を脅す程度かと思ったが、途中で遺体の処理だとわかった」などと供述しているということです。
警視庁は、供述に不審な点もあるとして裏付けを進めるとともに、実行役に請け負わせるまでの詳しい経緯を調べています。
捜査関係者によりますと、平山容疑者と実行役とみられる2人は4か月ほど前の去年の年末かことしの年明けに東京・渋谷の繁華街にある飲食店で知り合い、その後、何度か酒を飲んだ飲み友達だとみられています。
一方で、互いにニックネームで呼び合い本名は知らなかったとみられ、平山容疑者は姜光紀容疑者を「カン」と若山耀人容疑者を「キラト」と呼んでいたということです。
また、調べに対し、平山容疑者は「2人に報酬を支払った」と供述しているということです。
平山容疑者と佐々木容疑者は事件当日の午前3時半ごろ、品川区内の居酒屋で5分程度接触していたとみられています。
NHKが入手した東京・品川区の五反田駅近くに設置された2つの防犯カメラの映像です。
それぞれの映像には、事件当日16日の午前3時半ごろ、白いマスクをした平山容疑者とみられる人物と、リュックを背負って紙袋を持った佐々木容疑者とみられる人物が一緒に並んで歩いている様子が写っています。
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