GettyImages(画像はイメージです)
「新型コロナウイルスは風邪のようなもの」と思い始めた人も多いだろう。
しかし、決してそうではないことが最新研究から明らかになりつつある。
新型コロナウイルスがほかのウイルスと異なる「きわめて厄介な性質」とはどんなものなのか。
【※本記事は、宮坂昌之・定岡知彦『ウイルスはそこにいる』(4月18日発売)から抜粋・編集したものです。】
新型コロナウイルスは持続感染をするのか
最新の研究で、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、流行を繰り返すありふれた風邪ウイルスとは異なる、きわめて厄介な性質を持つことがわかってきた。このウイルスがいったんからだに取り付くと、簡単には追い出せないことがあり、持続感染や潜伏感染を起こす可能性があるというのだ。
先に説明したとおり、新型コロナウイルスはからだの免疫をまぬがれるいくつもの仕組みを持つ。また、ウイルスに対していったんできた中和抗体が時間とともに減少する。これらのことから、もしウイルスが免疫による初期防御によって重篤な症状はまぬがれたとしても、その後、体内で長期的に生き延びる可能性がある。
つまり、このウイルスは持続感染を起こす能力を持っているのだ。最近、その可能性を支持する報告が相次いでいる。
おすすめの記事
からの記事と詳細 ( 30代A医師は感染後すぐ回復したが、なぜか患者の名前が覚えられなくなり…新型コロナウイルス最新研究からわかっ ... - 現代ビジネス )
https://ift.tt/zN5ji1O
No comments:
Post a Comment