AM7:45 洗顔「リサイクルの罠を知った…」
寝室を出て真っ先に向かうのは洗面台。寝癖のひどい頭を、とりあえずヘアバンドでまとめて、摩擦レスを意識して洗顔。ここまできて、やっと目が覚めた私の目に入ったのは、洗顔料ボトルとフェイシャルタオル。タオルは綿100%と、本日初のノンプラスチック製品。ボトルはその明らかな見た目に違わず、プラスチック。ポリプロエチレンもポリエチレンもプラスチックの一種。そして、そこにはプラマークも。
・洗顔料ボトル▶本体/PET、キャップ/ポリプロエチレン、ホース/ポリエチレン
・フェイシャルタオル▶綿100%
プラスチック製品は、ちゃんと分別して捨てれば、資源としてリサイクルされるというのが一般的な認識だけど、実際はどのようにリサイクルされているのだろうか? 調べてみたところ、リサイクルには主に3つの種類がある。
- マテリアルリサイクル:再びプラスチック製品にする方法
- ケミカルリサイクル:化学的に分解して、化学原料や石油、ガスとして再利用する方法
- サーマルリサイクル:プラスチックゴミを燃やしたときに出た熱を利用して発電を行う方法
サーマルリサイクルは、プラスチックゴミが再び資源として生まれ変わっていないという点を考えると、「リサイクルではない」と考える海外の国々もある。日本のプラスチックゴミのリサイクル率は87%と、一見すると優秀な国だと思えるが、実はこのうち60%以上がこのサーマルリサイクル(プラスチック循環利用協会, 2022)。焼却によってCO2や有害物質が排出されるリスクが課題になっている。そのため、「リサイクルできるから、たくさん使ってもいいや」「最終的に燃やせばいいから、分別しなくていいや」では、ダメなのだ。
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