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Monday, August 22, 2022

17年前に水族館飼育員が大洗漁港で採集したクラゲ新種と判明|NHK 茨城県のニュース - nhk.or.jp

茨城県大洗町の水族館の飼育員が近くの漁港で17年前に見つけたクラゲが新種だったことがわかり、「オトヒメクラゲ」と名付けられました。

新種のクラゲ「オトヒメクラゲ」は、傘の直径が1センチほどで、放射状に伸びている8本の触手が特徴です。
アクアワールド茨城県大洗水族館の飼育員の齋藤伸輔さんによりますと、17年前に大洗漁港で初めて採集し、その後も何度か同じクラゲを見つけたため新種かもしれないとして標本にしましたが、長年、正体がわからずにいたということです。
しかし、2015年から去年にかけて神奈川県や高知県でも同じクラゲが見つかっていたことがわかり、DNA分析などを行った結果、新種であるとしてことし6月にスイスの学術誌に掲載されました。
新種とわかったことを受けてアクアワールドでは今回初めてこの「オトヒメクラゲ」を生きた状態で展示していて、訪れた人たちは水槽の中で泳ぐ小さなクラゲを熱心にのぞき込んでいました。
千葉県松戸市から訪れた4歳の男の子は「透明でかわいかったです」と話していました。
齋藤さんは「新種というと、深海や山奥といった人が立ち入らない場所でしか見つからないものと思われるかもしれませんが、身近な茨城の海でも見つかったので、海にロマンを感じてほしいと思います」と話していました。
「オトヒメクラゲ」はアクアワールド茨城県大洗水族館で今月末まで展示されるほか、神奈川県の新江ノ島水族館でも展示されています。

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