Pages

Tuesday, August 23, 2022

北海道長万部町 「温泉」だとわかった「水柱」 ”騒音”に続き…新たな問題が浮上 - HTB北海道ニュース

 北海道の長万部町で水柱が吹き出し続けている問題で、町は22日に、騒音や水しぶき対策のために、水柱の周辺に防音シートを試験的に設置しましたが、大きな効果はありませんでした。新たな問題も浮上しています。

 坂詰怜記者:「役場と業者の担当者が現地の調査に入ります。」

 水温21.5度の温泉水であることが22日に明らかになった巨大水柱。
 その温泉水の分析結果を、ニセコ町在住の、温泉に詳しい専門家に見てもらうと…

 温泉ソムリエ師範・さとう努さん:「炭酸水素塩泉は美肌効果が高い。お肌をつるつるすべすべにしてくれる。さらに塩化物泉ですから、塩の成分で肌をコーティングしてくれる、保湿の効果もありますから、リンスインシャンプーのようなお湯ということが言えると思います。」

 今後、温泉として開発することはできるのか?長万部町によりますと、現時点で計画はなく、優先すべきは騒音対策だとしています。

 坂詰怜記者:「水柱の周りには青い防音シートが設置されました。ただ周りには依然として、大きな音が鳴り響いています。」

 18日に近くの住宅を取材したときには、家のなかでも「55デシベル」の騒音が…。走行中の車の中と同じくらいの音でした。

 きょう23日に、再びこの家にお邪魔すると…

 坂詰怜記者:「家の中では55デシベルほどと、あまり(音の)大きさは変わっていません。」

 近くに住む人:「音は変わらない。夕べやったの(防音シートの対策)は効果がないと思う。」「やっぱり耳に入ってきますし、前よりは眠りが浅い感じがします。」

 もう1つ、住民にとって厄介な問題があります。温泉水を分析した結果、鉄分や塩分が多く含まれていることがわかりました。

 温泉ソムリエ師範・さとう努さん:「時間が経つと、温泉成分の鉄分が塩の成分と反応してサビる。赤茶色になっていくので、洗濯物に色がついてしまう。」

 辺り一帯にいまも降り続く温泉水。住宅の前できれいに咲いていた花も…温泉水の影響か、枯れてしまい…。家庭菜園のトマトも茶色くなって無残な姿に。

 近くに住む人:「塩水みたいなものがかかって黒くなって死んでしまった。早く止まってほしいんだけど…」

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 北海道長万部町 「温泉」だとわかった「水柱」 ”騒音”に続き…新たな問題が浮上 - HTB北海道ニュース )
https://ift.tt/978J35k

No comments:

Post a Comment