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Saturday, March 19, 2022

南方熊楠が集めたカニの標本の企画展|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp

和歌山出身の世界的な博物学者、南方熊楠が集めたカニの標本を紹介する企画展が、和歌山県白浜町で開かれています。

白浜町の南方熊楠記念館で開かれている企画展では、熊楠が和歌山県や神奈川県などで集めた43種類のカニの標本63点が展示されています。
このうちヘイケガニの甲羅には墨のあとがあり、熊楠が甲羅の模様を丁寧に観察しようとしたことがうかがえます。
また、タカノケフサイソガニは平成17年になって新種だとわかったカニで、これより100年以上前に熊楠が標本にしていたとみられています。
このほか、熊楠の随筆集も展示され、和歌山県内に生息する同じカニでも地域が違えば呼び方が異なることなどが記されています。
大阪から訪れた50代の女性は「カニの種類がこれだけたくさんあるとは知らなかったので、勉強になりました。熊楠のように好奇心を持つ大切さを息子に伝えたいです」と話していました。
学芸員の三村宜敬さんは「展示を見て、身近な生き物にもこれだけの多様性があることを感じてほしいです」と話していました。
企画展は来月10日まで開かれています。

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