大阪府摂津市の私立星翔高校ドローン研究部「BIRD ONE」が、5月に韓国・仁川で開催された「第2回ドローンサッカー世界選手権大会」に日本代表として初出場し、準優勝に輝いた。
ドローンサッカーは韓国発祥の競技で、球状のプラスチックフレームに覆われた専用ドローンボール(直径20センチ)を使用する。各チーム5人がそれぞれドローンを操縦し、円形ゴール(直径30センチ)にドローンが通過すれば得点になる。
得点になるのは「ストライカー」と呼ばれるドローン2機のみで、残りの3機は「ブロッカー」として敵のドローンを止めたり、味方のドローンをアシストしたりする。ドローンの操縦技術だけでなく戦略やチームワークが重要だ。
同部は日本ドローンサッカー連盟主催の公式戦に出場し、昨年度のシーズンチャンピオンに輝き、世界選手権の出場を決めた。
世界選手権には同部を含む8チームが日本代表として韓国入り。同部がエントリーしたクラスには11カ国が参加し、グループリーグと決勝トーナメントを勝ち上がった。決勝では韓国のチームと対戦し、延長戦までもつれ込む熱戦の末に敗退した。西野葉部長(17)は「あと一歩で負けたのは本当に悔しい。でも、僕たちの技術が世界でも通用することがわかった」と手応えを感じた様子で話す。
試合中にドローン同士が激しくぶつかり合ってフィールド上に落下することも少なくない。その際には、味方のドローンが救出し、戦線復帰させるのが日本独自の戦術だったが、翌日には海外のプレーヤーたちが同様の戦術を取るようになり、「日本で行っていたフォーメーションが通じず、戦略の練り直しを行うこともあった」と振り返る。
世界の舞台を経験し、6月から再び日本での公式戦に臨む部員たち。「ドローンサッカーは年齢に関係なく楽しめる競技。世界選手権準優勝をきっかけに、多くの人に知ってほしい」と話していた。
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