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Saturday, January 13, 2024

テスラ「モデルY」を6カ月使ってわかったこととは? - GIGAZINE(ギガジン)


自動運転機能「フルセルフドライビング(FSD)」付きで660万円からという価格で販売されているテスラの電気自動車が「モデルY」です。このモデルを6カ月間毎日使用してわかったことを、ソフトウェアエンジニアのファティ・アルスラン氏がまとめています。

Tesla Model Y: My 6 months impressions
https://arslan.io/2024/01/08/tesla-model-y-my-6-months-impressions/


アルスラン氏はトルコの首都・アンカラ在住。2023年製のモデルYを手に入れ、6カ月間毎日運転したそうです。その中で感じた不便なこととして、まず「サスペンションが硬い」という点が上げられるとのこと。1300万円からの「モデルS」であればエアサスペンションが付いていますが、モデルYにはなく、いわく「乗り心地は半端なく悪い」そうです。

もう一つ、グローブボックスが直接開けられず、タッチスクリーン上のボタンを押して開けなければいけないという奇妙な仕組みが気になると話しています。

気に入った点としては、まず「空調のスケジュール設定」を挙げています。これは空調をあらかじめ動作させておく設定で、乗車前に車内を暖めたり冷やしたりすることができる機能です。気温が氷点下となることも多いアンカラでは役に立つといいます。さらに停車時の座り心地が良いので、息子がスポーツクラブで活動している間に車内でのんびり待機するなどしているとのこと。


モデルYには「ドライバープロフィール」という機能が搭載されています。これは、シートの位置やサイドミラーの角度、室温などを個人に合わせて設定し、ドライバーを交代するときに自分に合った設定を呼び出せるというもの。アルスラン氏はドライバープロフィールを「天の恵み」と表現し、妻と交代で乗っている現状では大変役に立っていると伝えています。

また、アルスラン氏が以前乗っていたICE車のガス代と比べると、電気代は8分の1程度に抑えられているとのこと。ガソリンスタンドに寄る必要がなく家で充電できるのも快適だとしています。


ソフトウェア面での不具合としては、特定のソフトウェアアップデートをすると車の設定が元に戻ってしまうことがあり、過去にチャイルド用にロックしていたドアが開いてしまったことがあったそうです。

走行面では、加速性能はクルマを追い越すときには便利なこと、オートパイロットはスピードが上げられず、常に解除されるために再度作動させなければならないという問題があるため不便なことなどを列挙。

アルスラン氏は総括として「全体的にモデルYには満足していますが、画期的な機能はないと思います。大々的に売り出されていますが、私にとって普通の車であり、この車を好きになる大きな理由はありません。しかし、実用車としては非常に優れており、何の問題もなく仕事をこなしてくれます。もう一度買うかと聞かれたらイエスと答えますが、何年も乗り続けたい車かどうかは分かりません。モデルYに比べて改良されたというModel 3やモデルSも気になります」とまとめました。

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