2023年8月10日 08:00
戸塚純貴が、永瀬廉(「King & Prince」)が主演するミステリー映画「法廷遊戯」に出演することがわかった。永瀬扮する主人公・セイギと、戸塚演じる同級生・藤方をとらえた場面写真が披露された。
原作は、五十嵐律人氏が第62回メフィスト賞を満場一致で受賞後、現役司法修習生時代に刊行された同名小説。「ミステリが読みたい!」2021年版新人賞に輝き、「イブニング」(講談社刊)で漫画化もされている。
映画版では、「神様のカルテ」「白夜行」の深川栄洋監督がメガホンをとり、ドラマ「流星ワゴン」、映画「総理の夫」の松田沙也が脚本を担当。永瀬は、ロースクールに通い、法曹の道を目指す主人公の“セイギ”こと久我清義(きよよし)役を務める。セイギの幼なじみで、同じく法律を学ぶ織本美鈴役に杉咲花、「無辜(むこ)ゲーム」と呼ばれる模擬裁判を司る天才・結城馨役に北村匠海を配した。裁判ゲームで実際に起こった殺人事件をきっかけに、3人の仮面の裏に隠された真実が暴かれる。
戸塚が演じるのは、セイギ(永瀬)たちが通うロースクールの同級生・藤方賢二役。高橋海人(「King & Prince」)がお笑いコンビ「オードリー」の若林役を演じたドラマ「だが、情熱はある」で相方の春日役を務めた戸塚だが、本作で演じる藤方は、他の学生に敵対心を燃やし、何かと突っかかる気性の激しいキャラクターだ。映画「水は海に向かって流れる」やドラマ「リエゾン こどものこころ診療所」など話題作に立て続けに出演する戸塚が、ヒール的立ち回りに全力投球で挑む。
場面写真に写されているのは、学生たちの間で行われる模擬裁判ゲーム「無辜ゲーム」の一幕。何者かにスマホの画面を割られたと主張する藤方は、狂気交じりの表情でほかの学生たちに証人尋問を行う。さらに、セイギと藤方が校内で対峙する緊張の瞬間をとらえたカットも公開された。校内のロッカールームで荷物をまとめている藤方に、セイギがある写真の入手先を問いただすが、藤方は自嘲気味に「俺さ、明日で大学辞めるから。どうせ卒業したって司法試験なんて受かんねえし」と退学を明かす。そして、セイギに「お前何でここ(ロースクール)にいんの?」と投げかける。
戸塚は「藤方は起伏の激しい役柄で、撮影時は記憶が飛んでしまうくらいの激動でしたが、永瀬廉くんの透き通った水のような空気感が全てを鎮静してくれていました」と振り返り、「ちょっと変わった大学生の遊びを是非覗き見て頂きたい」とコメントを寄せた。
「法廷遊戯」は11月10日から公開。戸塚のコメント全文は以下の通り。
【戸塚純貴】
入ってはいけない境界線に足を踏み入れてしまったような緊張感と希望と絶望。藤方は起伏の激しい役柄で、撮影時は記憶が飛んでしまうくらいの激動でしたが、永瀬廉くんの透き通った水のような空気感が全てを鎮静してくれていました。
ちょっと変わった大学生の遊びを是非覗き見て頂きたい。気づいたときには見た人をとんでもないところへ連れて行ってくれる作品です。
(映画.com速報)
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