ヤンゴン=福山亜希
クーデターで国軍が権力を掌握したミャンマーで、拘束されていた日本育ちのミャンマー人映像作家テインダンさん(39)が解放され、4日に日本に戻ったことが関係者への取材でわかった。テインダンさんはクーデター後の2021年4月、市民の抗議デモを支持したなどとして拘束され、約2年にわたって刑務所に収容されていた。
テインダンさんは日本の永住権を持ち、日本やミャンマーで活動していた。拘束後に送られた最大都市ヤンゴンのインセイン刑務所では、友人でフリージャーナリストの北角裕樹さんや映像作家の久保田徹さんと刑務所内で面会を果たし、通訳を務めるなどした。
テインダンさんは国軍統治下の裁判所で禁錮3年を言い渡されたが、今年5月3日に国軍による恩赦で解放された。現在は日本で家族と過ごしている。
テインダンさんは拘束後、兵士から殴られるなどの拷問を受けた。刑務所に届いた外部からの差し入れの手紙で、日本で支援活動が起きていることを知ったという。(ヤンゴン=福山亜希)
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