岸田首相が訪れた和歌山市の選挙演説会場で15日、爆発物が投げ込まれた事件で、威力業務妨害容疑で逮捕された無職木村隆二容疑者(24)の自宅から鋼管や火薬のような粉末が押収されたことがわかった。木村容疑者が現場で別の筒状の物体とライターを手に持っていたことも判明。和歌山県警は少なくとも二つの爆発物を自作し、首相を襲撃しようとしていたとみている。
県警は逮捕後の16日未明から朝にかけて兵庫県川西市にある木村容疑者の自宅を捜索。火薬の原料とみられる粉末や鋼管、工具類などを押収した。事件で使われたのは、管の中に火薬などを詰め込んだパイプ爆弾とみられ、ライターで着火する仕組みだった可能性がある。県警は殺人未遂容疑の適用も視野に、爆発物の威力を調べる。
捜査関係者によると、木村容疑者は取り押さえられた際、爆発した筒とは別の筒とライターを手に持っていた。現場で木村容疑者を取り押さえた男性(54)によると、取り押さえた直後、銀色の筒が地面に転がったという。
県警は爆発物処理班を出動させて、会場内に残されていたこの筒を回収。また、現場検証では、爆発した地点から20~30メートル離れた「いけす」から筒が見つかった。県警はこれが爆発した筒で、衝撃で飛ばされたとみている。筒2本の形状はほぼ同じだった。
県警は、木村容疑者が持っていたカバンから果物ナイフ(刃渡り13センチ)1本も発見した。何の目的で所持していたのか調べる。
事件は、衆院和歌山1区補欠選挙(23日投開票)の自民党候補の演説会場だった和歌山市の
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