Pages

Sunday, October 9, 2022

河川清掃中に発見した化石は「謎の奇獣」…全長2m、国内初の腰から首までつながった状態 - 読売新聞オンライン

 岐阜県瑞浪市釜戸町の土岐川で6月に見つかった「 束柱類そくちゅうるい 」とみられる海生哺乳類の化石は、「パレオパラドキシア」のものだったとする中間報告を、同市化石博物館が4日、発表した。過去に国内で見つかった事例は6例あるが、今回は国内で初めて背骨が腰から首までつながった状態で見つかったという。

 化石は6月5日、河川を清掃中だった地元住民が骨のようなものを見つけ、同館に連絡し、確認された。化石は約1650万年前の瑞浪層群にあったことが判明している。

 同館は6月以降の調査で新たに、歯の形や種類などの特徴から、束柱類の中でもパレオパラドキシアであることや、頭骨に歯が生えた状態で残っていたこと、全長約2メートルの成熟した個体だったことなどがわかった、としている。また、足から頭にかけての骨の周りからは、腐った肉を食べる特徴があるイタチザメの歯が見つかっており、死骸がサメに食べられた可能性があるという。

 同館の安藤佑介学芸員(39)は「今月中旬頃から、骨が岩石に埋没した状態の『産状レプリカ』の制作を始める。今後クリーニングを進め、最終的には骨一点一点を岩石から外す作業に取り組む」としている。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 河川清掃中に発見した化石は「謎の奇獣」…全長2m、国内初の腰から首までつながった状態 - 読売新聞オンライン )
https://ift.tt/ATa6PfS

No comments:

Post a Comment