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Monday, October 10, 2022

攻撃受けたキーウ中心部、雷のような音に叫び声…「ロシアは我々を殺しにきている」 - 読売新聞オンライン

 【キーウ=川上大介】ロシア軍は10日、ウクライナ全土の20か所以上にミサイル攻撃などを行った。

 滞在するキーウ中心部のホテルのロビーでは午前8時20分頃、「バーン」という雷のような大きな音が響き渡った。警報が聞こえなかったため、一瞬、何が起こったのかわからず、車の事故かと思った。「逃げろ」という従業員らの叫び声で攻撃だと分かった。周囲にいたほかの客らとともに、ホテルの地下にあるシェルターに走って逃げ込んだ。

 シェルターには数十人が集まった。中には非常時に備え、ベッドや椅子などが設置されていた。避難した人々はスマートフォンで情報収集をしたり、安否を伝えるため家族らに連絡したりしていた。

 ニュースで、ロシアの大規模な攻撃や死傷者らの情報が徐々に伝えられ、爆撃がホテルから数百メートル程度の距離で起こったことなどがわかった。子供を連れた女性は「キーウに対して、これほど大きな攻撃は何か月もなかった。このシェルターは大丈夫だろうか。攻撃は続くのだろうか」と不安げだった。

 数時間後、警報が解除されると、避難していた人々はほっとした様子で自室へと戻っていった。従業員らが清掃を始め、一瞬、「日常」を取り戻したかのようにみえたが、数時間後、ホテル内に再び警報が響き渡り、客らは慌ててシェルターに戻った。

 警報は再び解除されたが、夜間や早朝の攻撃を恐れてシェルターにとどまる人もいた。20歳代の女性は「ロシアから激しく攻撃を受けた侵略直後の頃のようだ。私たちは戦争の中にいる。ロシアは我々を殺しにきている」と不安そうに話した。

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