NNN取材団は今回、大型連休に運航を始めた北海道・羅臼町の観光船に同行して、正しい安全管理を取材しました。
5月1日から今シーズンの運航を始めた、羅臼町の観光船。
今回の事故を受けて、安全管理を再点検しました。
(知床ネイチャークルーズ・長谷川正人船長)「今回は事故をうけて、いろいろなものを再点検して万全。
通信ができるかいろいろなものをきちんとやって、日本中がピリッとしたと思う」
穏やかな風と澄み渡る青空が広がった、5日の羅臼町。
クルーズツアーには、北海道内外から観光客約30人が参加しました。
周りを見渡すと複数の観光船が。
(知床ネイチャークルーズ・長谷川正人船長)「通常は複数で出るから、こうやって周りに、帰るときに必ずいま帰るぞと言う。
コミュニケーション取りながらやる、常に」
事故当日、一隻のみで出航した観光船・KAZUⅠ。
こちらの観光船は、万が一に備え周囲の会社と時間帯をあわせて出航しています。
ツアーは約2時間半。
コースの中には携帯電話がつながりにくい場所もあることから、衛星電話のほか船の位置などを周囲に自動で発信する、GPS装置も備えています。
事故を起こしたKAZUⅠは衛星電話を積んでいなく、GPS機器も事故2日前の検査時には取り外されていました。
(知床ネイチャークルーズ・長谷川正人船長)「これは衛星電話。今回の事故もこれさえあれば、事務所から第一報、船遅いね、どうしたのと連絡がきた」
クルーズでは元気に泳ぐシャチの姿も見られ、観光客は大喜び。
(観光客)「初めてシャチが出てきたときに、でかくて感動した」
(観光客)「乗る人も、天気予報を見てやめましょうと思わないといけないのかな。乗せるほうはそれ以上に、何十倍も安全を心がけてほしい」
クルーズは知床の美しい海を満喫し、予定通りに港に到着しました。
(知床ネイチャークルーズ・長谷川正人船長)「(予約の影響は?)ありますよ、各社キャンセルきたり、問い合わせがすごかった。今回のKAZUIは別として、後の船はきちんと守ってやっている」
北海道を代表する観光資源、世界自然遺産・知床。
その魅力を安心して楽しんでもらうために、周辺の観光船業者の安全管理に、終わりはありません。
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