無事に帰っておいでー!
去年の11月13日に小惑星リュウグウを出発したはやぶさ2号は、現在地球へまっしぐら。そろそろ帰還フェーズ第2期に入り、イオンエンジン運転を再開する段階に差しかかっています。
【全画像をみる】はやぶさ2の高解像度画像からわかった、リュウグウがツートンカラーな理由
2020年12月の帰還が待ち遠しい反面、はやぶさ2号がリュウグウ滞在中に集めたデータの解析も着々と進んでいます。新しく解析された画像はこれまでにないほど低高度かつ超高解像度で、リュウグウの地質や歴史を知る上で重要な手がかりとなりそう。
さらに、なぜリュウグウの表面が希妙な赤と青のツートンカラーなのかを説明する有力説も浮上しています。なんでもリュウグウはその昔太陽に近づきすぎたせいで、赤茶けてしまったのかもしれないそうです。
太陽系初期の歴史を知る手がかり
リュウグウは太陽を半径約1億8千万kmの軌道に沿って周回している小惑星で、直径は 870メートル。上下がすぼんで赤道がでっぱっているコマ形で、どこもかしこも岩石だらけです。リュウグウは昔なんらかの衝撃を受けて破壊され、バラバラの破片に砕け散ったと考えられています。その破片同士がお互いの重力で寄せ集まって、やがてまたひとつの天体に再結成したのがいまのリュウグウです。
JAXAによれば、リュウグウは水や有機物を含む物質があると推定される「C型小惑星」。はやぶさ1号が探査した小惑星イトカワよりもさらに古く、太陽系初期の情報を多く保っていると考えられています。
はやぶさ2号のミッションを研究してきた東大の諸田智克准教授、杉田精司教授と長勇一郎助教らは、今月8日に『Science』誌上で論文を発表し、リュウグウは太陽に接近して表面の岩石だけが赤くなったのではないかとの仮説を立てました。
小石が見えるほど鮮明な画像
この仮説のヒントとなったのが新しい超高解像度の画像です。
東大によれば、小惑星イトカワで撮影された画像の最高解像度が6 mm/pixelだったのに比べ、今回はやぶさ2号に搭載されている広角の光学航法カメラで撮影された画像は1 mm/pixelの解像度。解像度が6倍もアップしたんですね。
これだけ高い解像度ですからひとつひとつの岩石や小石までもが見えるようになり、いままで不鮮明だったディテールもありありと見られるようになりました。今回の研究は、タッチダウン時にリュウグウの表面に起こった変化に着目しました。
はやぶさ2号が最初のタッチダウンを行った2019年2月22日(日本時間)、タッチダウンと同時に弾丸が発射され、大量の赤黒い微粒子と岩石が舞い上がったことが画像から確認されました。
こちらがタッチダウンの際の動画です。
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