守山警察署の警察官が２５日、勾留している被告を裁判所に護送するのを忘れたため裁判を開くことができず延期となる事態になりました。
警察によりますと、きのう午後、大津地方裁判所で開かれる刑事裁判に出廷する予定だった３０代の男の被告について「被告が裁判所に来ていない」と裁判所から警察に連絡がありました。
警察で調べたところ守山警察署の留置管理課の警察官らが被告を裁判所に護送するのを忘れていたことがわかったということです。
このため裁判に被告が出廷できないことからきのうの裁判は開かれず後日に延期となりました。
警察は「被告の特定につながる」などとして、裁判の内容を明らかにせず、護送を忘れた原因については調査中だとしています。
滋賀県警察本部の島端弘文監察官室長は、「今回のような事態が生じないように被留置者の出廷予定などの組織的な確認を改めて徹底したい」とコメントしています。
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