１８日、新潟市に住む８０代の女性が、息子や、会社の同僚などを装う複数の男たちから相次いで電話を受け、現金３５００万円をだまし取られました。
女性の息子は今月８日に被害にあった女性の息子と同じ高校に通っていたということで、警察が関連を調べています。
警察によりますと、１８日午前１０時ごろ、新潟市中央区に住む８０代の女性の自宅に息子を名乗る男から「オレだけど、同僚と車に乗っていて、血を吐いてしまい、病院で検査をしたらのどに腫瘍ができていた」と電話があり、その後、再び息子を名乗る男から「病院で財布をなくした。財布は見つかったがお客から預かった大切なカードが入っていた。お客にお金を払わないと大変だ。家にお金はいくらあるか」と聞かれたため女性は「３５００万円ある」と伝えました。
その後、男から「同僚のこばやしさんの息子がお金を取りに行くから渡してくれ」と電話があり、午後２時３０分ごろ、こばやしの息子を名乗る男が訪れ、女性は現金３５００万円を渡しました。
女性は息子の妻に連絡して被害にあったことがわかったということです。
警察によりますと、現金を取りに来た男は２０代くらいで身長１メートル８０センチほど、中肉で髪の毛は短く、白の上着を着て黒のズボンを履いていたということです。
今月８日にも、同じ地域で似たような手口による詐欺の被害があり、警察は金を受け取りにきた男の特徴も似ていることなどから同じグループによる犯行の可能性もあるとみて捜査しています。
被害者の女性の息子は今月８日に被害にあった女性の息子と同じ高校に通っていたということで、警察は関連を調べています。
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