新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」に市中感染したとみられる感染者が、新たに大阪と京都でそれぞれひとりずつ確認されたことが明らかになりました。
大阪府の吉村知事は記者団に対し、「オミクロン株」に市中感染したとみられる府内在住の感染者が、新たに1人確認されたことを明らかにしました。
大阪府によりますと、市中感染したとみられるのは10歳未満の小学生の男子児童で、今月17日に発熱などの症状が出て詳しく検査したところ、新型コロナの新たな変異ウイルス、「オミクロン株」に感染していることが確認されました。
児童に海外への渡航歴やほかの感染者とのつながりはなく、感染経路はわかっていないということです。
これとは別に、大阪府内では、22日、家族3人が「オミクロン株」に市中感染したとみられることが初めて確認されていて、児童はこの家族との接点もないということです。
大阪府は、「オミクロン株」の感染が広がる可能性が高いとして、症状がなくても感染への不安を感じる府民を対象に無料で検査を受けられる検査場を24日から100か所以上、設けるとしています。
吉村知事は、「市中においての感染はすでに広がりつつあると思っており、広く検査を受けられるようにしたい。感染は拡大する、リスクがあるという前提で対応していく」と述べました。
また、京都府は、府内に住む20代の女性が新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」に感染していることが確認されたと発表しました。
この女性に海外への渡航歴はなく、感染経路も不明だということで、府は、いわゆる市中感染が確認されたとしています。
これは、23日午後3時すぎ、西脇知事が記者会見して明らかにしました。
それによりますと、「オミクロン株」への感染が確認されたのは、京都府に住む20代の女性で、今月19日に発熱やせきの症状が出て、詳しく調べたところ、「オミクロン株」への感染がわかったということです。
海外への渡航歴がなく、感染経路もわからないということで、京都府は、いわゆる市中感染が確認されたとしています。
からの記事と詳細 ( オミクロン株”市中感染” 大阪・京都1人ずつ|NHK 関西のニュース - NHK NEWS WEB )
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