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Tuesday, February 2, 2021

話題の音声SNS「Clubhouse」を使ってわかった、コロナ禍に必要な〝雑談を聞く〟時間 - @DIME

Clubhouseインストール時のスクリーンショット

インフルエンサーや著名人を筆頭に、ユーザーが今一気に増えているこの「Clubhouse(クラブハウス)」だが、一体どんなことができ、魅力は何なのだろうか?

Clubhouseの特徴は?

Clubhouseの主な特徴は、以下の3つ。

・完全招待制
・登録には電話番号が必要
・会話の録音は禁止(アーカイブが残せない)

今回は、一つ一つその特徴を解説していきたい。

完全招待制|招待よりも「推薦」に近い?

まずClubhouseは、ツイッターやインスタグラムのように、アプリをインストールすればすぐ始められる訳ではなく、既存ユーザーからの完全招待制というクローズな環境。SNSサービスによくある「FOMOマーケティング」をうまく活用している。

「FOMO」とは、「fear of missing out」の略称で、翻訳すると「失うことへの恐怖」の意味。近日、Clubhouseを始めた人達が、感想をツイッターやインスタグラムに投稿しており、まだClubhouseを始められていない人は、その投稿を見ることで「自分の知らない場所で魅力的なイベントが起こっているのではないか」と、焦燥感に駆られ「招待して欲しい!」と投稿をポストする。その連鎖を起こすことで、日々ユーザーを増やしている。

参考:FOMO[フォーモ]の最新情報|AutoPilotAcademy

しかし、既存ユーザーが招待できるのは2人まで。招待されると、自分のトップページには「Nominated by 〇〇」と招待してくれた人の名前が表示されるため、もし何かトラブルがあった際には、その招待した既存ユーザーが責任を負われかねない。

Clubhouseのユーザートップページのスクリーンショット

最近では、Clubhouseの招待枠がメルカリやヤフオクで出品され、規約違反で取り締まられている事例も見かけるほど。「Nominate」という言葉がそのまま意味する通り、「招待」よりも「推薦」に近い感覚だろう。招待する側も、招待する人を慎重に選んだ方が良いと言える。

しかし、最近ツイッターでは、2つだった招待枠がいつのまにか増えた、という事例も見受けられる。

ネット上では、アプリへの貢献度が高いと招待枠が増える、という噂も。これからClubhouse始める人は、招待枠を提供しているツイートを探してみるのも、Clubhouseユーザーへの近道かもしれない。

電話番号が必要|認証用のSMSが届かない事例も

Clubhouseに登録するには、電話番号を入力しSMS認証を行う必要がある。アプリをインストールし、進めていくと「Enter your phone #」の画面が出てくるので、そこで電話番号を入力する。しばらくすると下のような認証コードがSMSで届く。

Clubhouseから届いた認証コード画面のスクリーンショット

しかし1月31日現在では、アクセス集中により中々送られてこないという現象が多発。解決方法は明らかになっていない。気長に待つことをおすすめする。

会話の録音は禁止|リアルタイムの偶然性を楽しむ

Clubhouseでは、会話の録音は禁止されている。TikTokやyoutubeなどのように、動画や音声がアーカイブできない仕組みになっているのだ。

しかし、気軽にトークを楽しみたい著名人達にとっては、それが逆に良しとされており、アーカイブできない一時的なトークができるところこそ、著名人がこぞってやる理由の一つとも言える。

基本的にトークルームは生まれては消え生まれては消える。Clubhouseを開いた時に、たまたま自分の好きな芸能人や漫画家、経営者などの、著名人同士が雑談しているトークルームに居合わせ、その瞬間にしか聞けない話を聞くことができる、その偶然性に魅力があると言えるだろう。

Clubhouseの使い方は?実際に知人に招待してもらった

ライター自身も実際にClubhouseを使ってみたので、大まかな流れを説明する。まずはアプリをインストール。

Clubhouseインストール画面のスクリーンショット

アプリを開き電話番号を入力すると、SMSに認証コードが届く。認証コードを入力すると、名前を入力する画面に。

Clubhouseの初期設定で名前を入力した画面のスクリーンショット

入力を進めると、「アカウントの準備ができたらすぐにメッセージを送ります」といった意味合いの英文が出てくる。

Clubhouseの初期設定が完了した画面のスクリーンショット

これでユーザー側の準備はひとまず完了。あとは既存ユーザーからの招待を待つのみ。

招待されると、以下のようなSMSが届くので、届いたリンクにアクセス。

Clubhouseの招待SMSが届いた画面のスクリーンショット

リンクを開くと紹介してくれた人が表示される。すぐにTwitterと連携させる場合は「Import from Twitter」のボタンをタップ、あとで連携させる場合は、その下の「Enter my info manually」をタップする。

Clubhouseに招待してくれた知人の画面のスクリーンショット

次の画面で、名前、ユーザーネーム、アイコン写真の設定を行うと、連絡先へのアクセス権の許可を求めるポップアップが表示される。許可する人は「OK」にタップ、許可しない場合は「Don’t Allow」をタップ。後で設定する場合は、「Skip」もできる。

Clubhouse上で連絡先へのアクセス権の許可を求める画面のスクリーンショット

興味のあるカテゴリを選ぶと、そのカテゴリに興味のあるユーザーを探せる。最後に、Clubhouseからの通知を受け取る場合は「Allow」を選択、通知オフにしたい場合は「Don’t Allow」に。

Clubhouseで興味のあるカテゴリを選ぶ画面のスクリーンショット

Clubhouseで通知の許可を求める画面のスクリーンショット

これで登録は完了。試しにタイムラインを見てみると、著名人たちが次々にトークルームを開いていた。

Clubhouseのタイムライン画面のスクリーンショット

トークルームに参加してみると、たった今コンビニでハイボールとおつまみを買ってきたところだ、など、著名人達のリアルな生活感が垣間みえて面白い。

実際に体験して感じたClubhouseの魅力とは

著名人の生の雑談を聞けること以外にも、Clubhouseは、リアルタイムで「雑談」をする機会を提供してくれること自体に魅力があると言える。

コロナウイルスにより人と一定の距離感を保たなければいけない今、雑談をする機会が減少している。Clubhouseがあれば、いつでもどこでも人の雑談を聞いたり、実際に雑談に参加したりすることができるので、自宅にこもりっきりの人でもすぐに人と繋がれるのだ。

知人にも話を聞いてみると、「目を普段仕事で酷使しており、帰宅途中の電車内で、スマホの画面をみることがなくラジオ感覚で聞けるのが良い」という声も。確かに、インスタグラムやツイッターなど、文字や写真、動画ありきのSNSとは一風変わった「音声のみ」の機能が、現代人にとっては癒しにもなり得るのかもしれない。

取材・文/ユリサ

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