同ドラマは、上川隆也主演の人気シリーズ。事件現場に残された“遺留品”から、事件解決の糸口を見つけたり、被害者の生前の思いを解き明かしていく超マイペースな刑事・糸村聡の活躍を描く。
第6話では、有名ジャズサックスプレイヤー・新庄リュウ(葛山信吾)が、ライブ中に毒殺されるという衝撃の事件が発生。恨みを抱くバンドメンバーによる犯行なのか!? 糸村は被害者が所持していたリード(マウスピースに装着して使う薄片)に記された数字から事件の謎をひも解いていく。やがて、付き人の拓斗が被害者にデビューのチャンスを潰されたことが発覚。彼に疑惑が集中するが…。
2010年に初舞台を踏み、2016年『仮面ライダーエグゼイド』で九条貴利矢/仮面ライダーレーザー役に挑んで大きく飛躍した小野塚。以降もドラマ、映画、舞台と多彩な活動を続け、昨年は『共演NG』のほか、舞台『勇者のために鐘は鳴る』などで活躍した。
今回は、「明るい人生というよりは苦労が多い人生なので、どこか年齢の若さと反比例して妙に落ち着きがあるというか、“闇”がある感じを意識しました」と、拓斗の過去をくみ取りながら屈折した役柄を熱演。拓斗は新進サックスプレイヤーでもあるため、演奏シーンが随所に登場し、小野塚は本作でサックスの演奏にも初挑戦している。
「全く触れたことのない楽器だったので不安99%でした。もちろん音はそんなすぐに鳴らせないので、雰囲気やニュアンスを重視して練習させていただきました。そして思った以上に重かったです。これを何時間も首から下げて練習や公演をしている奏者の皆様、尊敬致します」と、振り返った。
主演の上川とは今回が初共演となり、「本当に気さくに話しかけていただき、お芝居しやすい環境を自然と作っていただきました。最後の3分間のお話の部分のせりふ量。あれが毎話あるのかと思うと、もし自分だったらと想像するとゾッとしました(笑)。ですが、現場では一切そんな感じがなく演じてみせる上川さんに感服しました。淡々と説明している中でもちゃんと聞いていて想像ができる。頭に入ってくる。普通そうに聞こえますが、すごく難しい事だと思いますし、僕も聞いていて自然と涙が出てきたので、『ありがとうございます』と、この場をお借りして改めて言いたいです」と、話していた。
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