「国籍は意識しなかった」
エリさんこと、堀川恵理さん(30)はTwitter顧客対応チームの社員です。夫のアノージさんは南インド出身。「やっぱり、カレーばっかり食べてるの? ってよく聞かれますけど、家庭の食卓でインド料理がでるのは週1~2回です」 二人の出会いは、5年前、日本の共通の友人宅でした。各国料理を持ち寄った食事会。 インド人と聞くと、「カレー」や「ターバン」など、湧き出るイメージがありますが、エリさんは「あまり国籍は意識しなかったですね」と答えました。 アノージさんは、多様な人が暮らすシンガポールで学び、自然と誰とでも関われるような人でした。エリさんも、オーストラリアやイギリスで学び、アメリカでも働いたなど、海外で「外国人」になった経験があるからかもしれません。アノージさんの第一印象は、「見た目や国籍で人を見ない人」「そこにひかれたのかもしれません」とエリさんは語ります。 二人の間にあったのは、国籍や文化の違いではなく、人としての敬意でした。
「かなり厳しめにきた」
順調に交際をしていたエリさんが、初めて「インド」の文化に触れたのは、2017年でした。アノージさんとインド旅行に行った時、彼の実家に寄りました。エリさんはまだ「遊びに行く」ぐらいの気持ちだったところ、面食らってしまいます。 アノージさんのご両親からの「質問攻め」。「エリさんの両親の職業や年収」、「エリさんの職歴と年収」、「納税額」、「信仰」など……。込み入った質問が次々に降りかかってきました。 「よく思われていないのかな、かなり厳しめにきたな、と思いました」 それでも結局、アノージさんが家族を説得して、翌年、入籍しました。結婚が決まると一転して、エリさんは、驚くほどあたたかく、迎えられました。 「お母さんは私を娘のように思ってくれて、サリーやアクセサリーを用意してくれたりしました。親戚も『エリ、エリ』と家族同然に扱ってくれて。結婚後は『嫁姑問題』とかがある日本の方が緊張するんじゃないかなと思うぐらいです」
からの記事と詳細 ( インド人と付き合ったら…実家で受けた質問に「かなり厳しめにきたな」 入籍してわかった「本当の理由」(withnews) - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/3aKrIgf
No comments:
Post a Comment