新型コロナウイルスの感染を公表したドナルド・トランプ米大統領(74)に2日、感染による症状がみられ、大統領専用ヘリコプターで搬送後、病院に入院した。倦怠(けんたい)感や微熱、せき、鼻づまりの症状があり、既に抗ウイルス薬レムデシビルの投与を受けている。重症化、入院長期化の場合、大統領選どころか超大国の政権運営に支障が出るのは必至。マイク・ペンス副大統領(61)が代行を務める可能性も出てきた。
世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は2日、記者会見を行い、米政府の新型コロナ感染について言及した。
米ブルームバーグ通信によると、ライアン氏は米国がコロナ抑制で正しい方向に向かっていないことを今回の感染が示すのかとの質問に対し、ホワイトハウスでの感染例はクラスター(感染者集団)に相当すると述べたという。
米国では、1日のヒックス大統領顧問の感染が判明後、トランプ大統領、メラニア夫人をはじめ、マイク・リー上院議員、ノートルダム大のジェンキンス学長、ケリーアン・コンウェー元大統領顧問など政府中枢人物らの新型コロナウイルス感染が相次いで判明した。
CNNテレビによると、いずれも先月26日にホワイトハウスで行われた最高裁判事指名の発表式典の出席者。同行事ではマスク着用や一定の対人距離の保持の行動もまれだったとされる。
また、米ホワイトハウス記者会は2日、記者3人が新型コロナの陽性反応を示したと報告。ホワイトハウス詰めの多数の記者が診断結果を待ちながらも自主隔離の措置に応じていると報じられている。
一方、11月の大統領選を争うバイデン前副大統領は2日、検査を受けて陰性だったと明らかにした。
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