安倍晋三首相らが出席する衆院予算委員会が28日午前9時ごろから開かれ、新型コロナウイルス感染拡大に対応する今年度補正予算案の審議が行われます。減収世帯への30万円から国民1人一律10万円に変更した現金給付などの経済対策のほか、緊急事態宣言の解除・延長などをめぐって論戦がかわされる見込みです。タイムラインで速報し、記者が解説します。
【速報中】衆院予算委で質問する自民党の岸田文雄政調会長(左端)。前列右端は安倍晋三首相=2020年4月28日午前
■午後の質疑始まる[13:00]
衆院予算委員会の午後の質疑が再開した。休憩前に引き続き、国民民主党の渡辺周氏が質問に立っている。
■野党の大臣経験者、首相に挑む[午後の見どころ解説=斉藤太郎記者]
日本銀行の金融緩和や国際社会の米中対立、布マスク配布問題から日本の「ハンコ文化」まで――。新型コロナウイルス対応をめぐる午後の衆院予算委員会は、野党の統一会派の大臣経験者らが、多彩なテーマで安倍晋三首相に論戦を挑む展開となりそうです。
午後1時からの予算委は、国民民主党の渡辺周氏が短時間の質疑を終えた後、玄葉光一郎・元外相(無所属)が質問に立ちます。トランプ米大統領がWHO(世界保健機関)を「中国寄り」と批判して拠出金の支払い停止を表明した問題や、世界経済の見通しをめぐり首相の見解を問う構えです。
2時前からは政権の疑惑追及などで力を発揮してきた国民の大西健介氏の持ち時間。休業補償の必要性のほか、テレワークが求められる中でのハンコ文化の見直しや、休業要請に従わないパチンコ店への対応について政府をただす見通しです。
続く立憲民主党の大串博志氏は、理詰めの質問を得意とする元財務官僚。2時半過ぎから、政府の緊急経済対策や布マスク配布の課題を突く構えです。
きょうの質問の「トリ」は、3時半前から予定される国民の前原誠司・元経済財政相。日銀がきのう追加の金融緩和を決めた中、今後の「副作用」をめぐる論戦が注目されます。
新型コロナの感染拡大で「桜を見る会」などの疑惑追及が控えめとなる中、野党議員の「政策力」が問われそうです。
■午前の質疑終わる[12:00]
衆院予算委員会は午前の質疑が終わり、休憩に入った。午後1時に再開される。
午後の質問者と想定される時間、主なテーマ
11:26~13:10 渡辺周(国民) 10万円給付、自治体の格差
13:10~53 玄葉光一郎(無所属) 世界保健機関(WHO)拠出金
13:53~14:36 大西健介(国民) 休業補償、ハンコ文化、パチンコ店
14:36~15:18 大串博志(立憲) 緊急事態宣言、布マスク配布
15:18~16:00 前原誠司(国民) 金融不安、10万円給付、抗体検査
注)12~13時は休憩。時刻は見込みで、審議中断などによって変わる可能性があります
■首相に欠く「懐の深さ」 岸田・枝野両氏への答弁に濃淡[寸評=斉藤太郎記者]
安倍晋三首相の午前の衆院予算委員会での答弁は、「懐の深さ」に欠く印象でした。「身内」の自民党の岸田文雄政調会長には寄り添うような姿勢を見せつつも、野党第1党の立憲民主党の枝野幸男代表に対して突き放すような対応でした。
岸田氏が新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ちた飲食店などへの家賃支援の必要性を訴えると首相は「敬意を表したい。党の検討の結果を政府としてもしっかり受け止めなければならない」と応じました。政府・与党の幹部が足並みをそろえるのは当然だとしても、政府内で家賃支援に慎重論がある中で、首相は一歩踏み込んだような形です。
一方、枝野氏が、感染の有無を調べるPCR検査を増やす方策や、アルバイトで暮らす学生への支援の拡充を訴えました。しかし、首相は従来の説明を繰り返すばかり。枝野氏は予算委後、記者団に「提案に残念ながら正面から向き合っていただけていない」と語りました。
新型コロナ対策をめぐり、政府と与野党はすでに「連絡協議会」を立ち上げています。コロナ禍に迅速・的確に対応するためにも、首相には野党の提案も「国民の声」として耳を傾ける姿勢が求められそうです。
■交付金の積み増し 首相「躊躇なく決断」[11:55]
安倍晋三首相は衆院予算委員会で、今年度補正予算案に盛り込んだ地方に配る臨時交付金1兆円について、補正予算成立後、新型コロナウイルスの感染拡大の状況に応じて積み増す可能性に言及した。「この(感染拡大の)状況がいつまで続くのか、どれぐらい深刻になっていくのかを注視しながら、必要とあればちゅうちょなく決断していきたい」と述べた。
国民民主党の渡辺周氏が「1兆円はすぐに尽きると思う。第2弾、第3弾の交付金を出せるように確約してもらいたい」と求めたのに対し、答えた。
■「正常性バイアスに陥っているのでは」枝野氏が追及[11:30]
異常事態なのに日常の延長で物事を考え、事態を過小評価する「正常性バイアス」に陥っているのではないか――。立憲民主党の枝野幸男代表は衆院予算委員会で安倍晋三首相にこう指摘した。
枝野氏は東日本大震災の対応で、これを「痛いほど痛感した」という。「常に最悪を想定して対応したつもりだったが、現実は想定していた最悪よりも、さらに急激に悪化したという場面もあった。大変じくじたる思いだ」と振り返った。
その上で、収束後の観光振興策「Go Toキャンペーン(仮称)」が政府の緊急経済対策に盛り込まれたことについて、「正常性バイアスに陥っている証拠ではないか」と指摘した。
首相は「我々は決して正常性バイアスには陥っていない」と反論。「一斉休校の要請の時に、そんなことは必要ないと言われたが、万が一にも集団感染を避けなければならないと申し上げた」と主張した。「観光や運輸業、飲食業、イベント、エンターテインメント事業のみなさんは、厳しい状況に置かれている。現状は感染拡大の防止が最優先だが、その上で収束後には反転攻勢ができる。その未来像を示すことも政治の役割ではないか」と訴えた。
"ごめんなさい" - Google ニュース
April 28, 2020 at 08:18AM
https://ift.tt/2yOOLWe
枝野氏「ごめんなさいと言って」 首相答弁に反発(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
"ごめんなさい" - Google ニュース
https://ift.tt/3bvKC8o
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
No comments:
Post a Comment