リモートワークをする上で、ノートパソコンかタブレットか?という話がよく出ます。
僕たち、パソコンネイティブからすれば、当然ノートパソコンが使いやすいわけですが、先日、最新のiPadOS13.4の配信が始まり状況が変わってきました。
ちょうど外出自粛期間中ですので、iPadとリモートワークの相性を検証してみることにしました。
MacBookとiPadを組みわせて使うならSideCar(サイドカー)

iPadOSの目玉機能の1つが、SideCar(サイドカー)。iPadをMacBookのセカンドディスプレイとして使える機能です。SideCarを使えば、デュアルディスプレイで生産性が上がるだけでなく、iPadのタッチスクリーンも使えます。まさに、リモートワークにぴったりの機能。
MacユーザーでiPadを持っている人は、まずこの機能をお試しください。

Apple製品らしく、一度設定してしまえば、それ以降はボタン1つでiPadとつなげられます。有線で繋ぐ必要もなく、遅延も感じられませんでした。この辺りの使いやすさは、さすがAppleというところ。デュアルディスプレイで生産性も上がるし、使っていない方はすぐに使いましょう!
PDFや画像の書き込みは、コミュニケーションストレスを減らす

リモートワークをしていると、コミュニケーションストレスを感じることがよくあります。修正箇所を伝えたのに理解されていない、指示がうまく通らない…。メールやチャットのテキストベースの伝え方では、完璧に伝わりません。電話会議という手段もありますが、指示のたびにしていたらそれこそストレスです。
そんな時に便利だなと思ったのが、iPadを使ったPDFや画像への書き込み。SideCarでMacBookとiPadを繋いだ状態で、「クイックアクション>マークアップ」でファイルを開きます。

そうすると、このように画像やPDFが展開され、パレットが表示されます。あとは、Apple Pencilでマーカーを引いたり、ペンで書き込んだりするだけです。

修正箇所を文章にすることなく伝えられるので、コミュニケーションミスやストレスが減りました。それに、自分がちょっとクリエイティブになった気分に(字が汚いので残念ですが)。
オフィスに集まって仕事をしていた数週間前とは違い、同じ空間にいないからこそ、伝え方って大事だなと思いますね。やっぱりビジュアルがあったほうが、伝えるほうも聞くほうストレスが少なくてすみます。リモートワークでは、テキストだけではなく、テキスト+αでコミュニケーションをとるのが良さそうです。
iPadを縦置きしてみた

ちなみに、Sidecarの状態でiPadを縦置きにしてみましたが、横転されず…。SideCarはあくまでも横置きのみ対応しているようです。Wordで文書を書くときや資料を見たりするときは、縦置きが楽なんですけどね。この辺は、アップデートがいずれ来ることを楽しみにしておきましょう。
iPad単体でリモートワークしてわかったこと
次に、iPad単体でリモートワークをしてわかったことをお伝えします。できないことはありませんが、無理をする必要はないかなというのが結論です。
1. 仕事をするための環境を整える必要がある

まず、iPadをノートパソコンライクに使うために、周辺機器が必要になります。キーボード、iPadスタンド、iPadOS13.4から対応したトラックパッド(もしくはマウス)が必須です。
詳細は、以下記事を参考にしてみてください。
また、アプリ系も揃えておく必要があります。Zoom、Chatwork、Slackなどのツールには対応しています。ただ、iPad向けアプリがないツールを会社で使っている場合は、諦めるしかありません。
2. Google Chromeのブックマークタブはモバイルに対応していない

地味に困ったのが、ブラウザの選定です。iPadにはSafariが事前にインストールされていますが、MacBookで使っているGoogle ChromeをiPadでも使うことにしました。しかし、ここで難点が1つ。モバイルのChromeブラウザは、ブックマークバーが表示されないのです。これは仕事で使うには、かなり辛いところ…。

ブラウザの右端を選べば、ブックマークは表示されますが、毎回ここをクリックして開くのは手間すぎますね…。あくまでもモバイル用のGoogle Chromeなので、仕事で使うことは考慮されていないのでしょう。今後のGoogleのアップデートに期待です。
3. トラックパッドの有無で生産性が段違い

最新のiPadOS13.4では、トラックパッドがサポートされました。待ちに待ったトラックパッド、とにかく最高です。iPad上でマウスのカーソル操作ができるだけでなく、ジェスチャーによる操作にも対応しています。たとえば、二本指で横にスライドすると、画面が切り替わったり、三本指を下から上に動かすとホーム画面に戻ります。
トラックパッドのおかげでアプリの切り替えも楽になったので、Gmailやカレンダー、ブラウザなどを瞬時に切り替えて使うことができそうです。

ちなみに、5月にリリースされる予定だったiPad用Magic Keyboardの出荷が早まり、現在予約を受け付けています。早ければ、来週には届く予定です。iPad用のトラックパッドやキーボードを購入するか悩んでいるなら、ちょっと待ちましょう。Magic Keyboardのレビューを見てからでも遅くはありません。
4. データ管理はクラウドサービスを利用したほうがいい

今後の働き方を見据えれば、クラウドサービスは欠かせない存在です。見積書、提案書、プレゼンの資料、WordやExcelの資料などを、iPadに保存するのは得策ではありません。
特にパソコンと兼用している人なら、わかるはず。複数のデバイスで仕事をするなら、データを一箇所に保存しておかないと、パソコンからは見れない、iPadからは見れないということになってしまいます。
「Word、Excel、PowerPoint」は、「Googleドキュメント、Googleスプレッドシート、Google スライド」に変更を考えてもいいでしょう。もしくは、MicrosoftのOffice 365を契約している人なら、OneDriveでWord、Excel、PowerPointのファイルをクラウドに保存できます。
そのほかにも、ファイル共有サービスなら、Google DriveやiCloud、Dropboxなどを利用するのもいいでしょう。
また、フリーランスの私は、クラウド会計サービス「Money Forward」を会計、請求書の作成などに利用しています。iPadやパソコンからも利用でき、売上データは請求書から自動で読み込んでくれるので、毎月の売上把握に重宝しています。そのほかにも、メモのクラウドサービスならならEvernoteが有名です。私は最近、Notionというアメリカのサービスを使っています。Evernoteより自由度の高いメモアプリで、カスタマイズ好きにおすすめしています。
結論:iPadはMacBookと一緒に使うといい(リモートワークでは)
iPadOS13.4がリリースされて、パソコンライクに使える端末に近づきました。トラックパッドの対応はやっぱり嬉しいし、何よりMagic Keyboardが届けばiPadがタッチスクリーンのパソコンになる可能性だってあります。
ただ、自宅でゴリゴリ仕事をするリモートワーカーは、無理せずノートパソコンで仕事をするのがいいでしょう。iPadはSideCarで連携させ、生産性アップのためにデュアルディスプレイに。画像やPDFに直接書き込むことで、コミュニケーションストレスを減らすことにも使えます。
ただ将来的に外出規制が緩和されて、カフェなどで仕事ができるようになったら、軽くてLTEにもつなげるiPadがリモート端末になる可能性はあります。今のうちに、手元にあるiPadの可能性を探究しておくといいかもしれませんよ!
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