一説によると、「疲れる」は「憑かれる」、つまり何者かに取り憑かれて身体が重くなることに由来するという。憑き物を落とすために必要なコツ―最新研究からそれが次々と明らかになってきた。
前記事『「紫外線を浴びる」「ウイルスに感染する」「熱い風呂に入る」…「疲労」は「脳」が感じさせる「危機反応モード」だった』より続く。
エナジードリンクはかえって危ない
疲労を回復させる―その際に、最もやってはいけないことはエナジードリンクを飲むことだ。
エナジードリンクを飲むと疲れが取れる気がするのは、疲労感をもたらす原因となるタンパク質の一種（炎症性サイトカイン）を一時的に減少させているから。ただし、これは脳を「まだ疲れていない」と誤解させているだけ。疲労を取り去るわけではなく、むしろ休ませようとするシグナルを止めるので、身体に危険をもたらす。
photo by gettyimages疲労の原因となっている不具合を身体の内側から治したい。正しい栄養素を補給すれば、翌朝はスッキリと目が覚め、まるで若返ったかのように身体が軽くなる。
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