じゃんけんで勝率を高める方法はあるか。データ分析・活用コンサルタントのサトウマイさんは「あるジャンケンに関する研究では、『グー』を出す確率が35.0%、『チョキ』を出す確率が31.7%、『パー』を出す確率は33.3%と、最もグーが多かった。心理学的には『人間は警戒心を持つと、拳を握る傾向がある』という説のほか、『チョキはグーやパーと比べて出しにくい』という説もある。こちらからじゃんけんを仕掛けるときは『最初はグー』という掛け声をスピードアップし、こうしたクセをより出やすくさせるといいだろう」という――。
※本稿は、サトウマイ『はじめての統計学 レジの行列が早く進むのは、どっち⁉』(総合法令出版)の一部を再編集したものです。
人間のクセからみるじゃんけんの統計的な必勝法
運に関するゲームで、私たちの一番身近にあるのは「じゃんけん」ではないでしょうか? 手だけを使って、3種類の手の出し方(グー・チョキ・パー)の組み合わせによって、勝敗を決めるシンプルなゲームです。
コイントスやクジなどと違い、道具を用意することなく短時間で決着がつくことから、世界各地でじゃんけんに似たゲームが存在します。
英語圏の場合「Rock Paper Scissors」などと表現されることもありますが、ルールは同じです。じゃんけんの起源は諸説あるようですが、日本では江戸~明治時代に発明されたのではないかといわれています。
実はこのじゃんけんに、統計的な必勝法があることをご存じでしょうか?
人間は、なにかしらのクセを持っています。話し方のクセ、歩き方のクセ、考え方のクセ、そして、選択のクセです。
じゃんけんにも、出し方のクセというものがあります。「人によって違うのでは?」と思うかもしれません。しかし、大きなくくりでとらえると「出す手の確率」が偏っているのです。
平等なルールであるはずのじゃんけんですが、身近に「あの人、じゃんけん強いな」といわれている人がいるときは、ここで紹介する「じゃんけん必勝法」を使っているのかもしれません。
からの記事と詳細 ( 「グー・チョキ・パー」で最初に出すべきはこれだ…統計学が解明「じゃんけんの勝率が高まる」指のかたち 学生が延べ1万1567回のジャンケンをしてわかった勝利の法則 - PRESIDENT Online )
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