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Saturday, February 24, 2024

東京の「中学受験」体験してわかった - au Webポータル

家事や育児、介護などの分担をめぐって、家族間で言い争いが増えて、いつのまにか一緒にいて心地よい存在だったはずの家族が「つかれる存在」になってしまった……そんな話を聞くことがよくあります。

どうして自分の不満が家族に伝わらないの? どうしたら「つかれない家族」になれるの? そんなふうに「つかれる家族」と「つかれない家族」を考察するこの連載。

今回のテーマは「中学受験」です。子育ての中でも親の負担がかなり大きい中学受験ですが、実際は、受ける学校の種類や難易度によって、その受験対応はかなり変わります。中学受験をするかどうか、どこに入塾するかを迷っている人のために、今回はその基本の仕組みを紹介します。

中学受験は私立と公立で全然違う

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入試ナシで入れる公立中学校

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「入学試験」がある私立の中高一貫校

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「適性検査」がある公立の中高一貫校

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私立は学力、公立は作文力や思考力が求められる

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私立受験と公立受検

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塾でもコースがわかれる

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優秀な子も落ちる

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どちらを選んでもお金がかかる

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私は地方出身で、中学受験に縁なく育ちました。なので、息子の中学受験をするかどうかはかなり悩み、その仕組みの理解にもかなり時間がかかりました。そんなこともあり、今回は中学受験の基本を紹介してみた次第です。

多様な受験のカタチを知ったうえで決めるのが大事

以下に中学受験の問題点をまとめてみると、

・受験費用がかなりかかる
・目指す学校によっては、習い事などとの両立が困難
・親が入れ込みすぎて、子どもの心身の健康を無視した教育虐待に走る家庭もある
・親のサポートや計画力がかなり重要な仕組みのため、親の負担が大きい
・パートナーと教育方針がずれている場合、家庭不和につながることもある
・塾によっては終業時間が遅いため、生活や健康に負担がかかる
・試験問題が年々難しくなっていて、子どもの負担が増えている

などがあると思います。

とはいえ、中学受験のいい部分ももちろんあり、

・家庭の求める教育方針・教育レベルの学校に行くことができる
・親子が同じ方向性を目指すことができれば、子どもが精神的にも学力的にも大きく成長できる
・学区の公立中学校と合わなそうな場合、子どもに合った学校を探すことができる

というのは大きなポイントだと思います。中学受験といえば、難関校受験のハイレベルな話が飛び交いがちですが、そんな受験ばかりではありません。たとえば、学区の公立校に合わなそうなタイプの子が「子どもの個性を受け入れてくれそうな校風の学校を目指す」「美大附属校を目指す」のようなパターンの受験も中にはあるのです。

このように多様な受験のカタチがあるため、一概に「中学受験はいい!」「中学受験は悪い!」と言えないのが実情です。だからこそ、いろんなタイプの受験があることを知ったうえで、受験するしない、どんな受験スタイルにするかを決めるのが大事だと思うのです。さらにその方針にあった勉強のやり方や塾を探すのもとても大事なポイントです。

ちなみに、わが家の受験は、残念ながら公立校は難しかったのですが(そのハードルはやはり高かった涙。でも息子はベストを尽くしたし、公立校向けの勉強は息子にとってかなり学びが多かったです)、メインは私立対策塾に通っていたこともあり、私立の志望校には合格することができました。息子は受験を通してかなり成長したし、家族で一致団結して挑めたので、受験を選んだことに悔いはありません。とはいえ、この受験のハードルの高さもしみじみと思い知りました。この記事が、来年度以降受験を検討しているご家庭の参考になれば幸いです。

この連載にはサブ・コミュニティ「バル・ハラユキ」があります。ハラユキさんと夫婦の問題について語り合ってみませんか? 詳細はこちらから。

(ハラユキ : イラストレーター、コミックエッセイスト)

02/25 09:00

東洋経済オンライン

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