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Saturday, January 27, 2024

「午前中に高血圧な人は脳出血の死亡率が高い」「夜間に高いと脳梗塞や心筋梗塞のリスク」...住人が30年以上血圧を ... - 現代ビジネス

朝と夜、毎日血圧を測りましょう―。そう医者に言われても、やる気にならないのが普通だろう。だが東北のある小さな農村では、住民をあげて血圧を測り続けた結果、驚くべき変化が起きていた。『週刊現代別冊 おとなの週刊現代 2024 vоl.1 「血圧」と「血管」の新しい知識』より特別公開する。

前編記事『「上が平均150前後だが酒やタバコ、漬物を控えたら数値も体調もみるみるよくなった」...数千人が毎日30年以上血圧を記録し続けた「奇跡の村」で発見された「真実」』より続く。

血圧が上がる時間帯も重要

こうして住民が朝晩と血圧を測る中で、もうひとつ浮かび上がってきたのが、いつ血圧が高くなるかによってなりやすい病気が異なるという事実だ。

早朝から昼間にかけて高い人は脳出血での死亡率が、夜間に高い人は脳梗塞や心筋梗塞など心疾患での死亡率が高い。

血圧は本来、朝がもっとも高く、時間が経つにつれて下がっていく。それがなんらかの理由で夜になっても下がらなかったり、あるいは睡眠時に下がった血圧が起床したとき急激に上がったりすると、脳卒中などのリスクが高くなると考えられる。前出の菊谷氏が言う。

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「本来は血圧が下がるはずの睡眠時や安静時に下がらないと、血管が休まる暇がありません。夜中に血圧が下がらない人は、睡眠時無呼吸症候群や腎臓の障害が隠れている可能性もあります」

また、もうひとつ数値の変動という点からいえば、病院では血圧が低いが自宅では高い「仮面高血圧」タイプの人も要注意だ。大迫研究では、このタイプは脳卒中や心疾患の発症・死亡リスクが正常血圧の人の2倍高いことがわかっている。その一方で仮面高血圧は内向的な性格の人に多いというデータもあるから、心当たりがある人は気をつけるべきだろう。

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