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Monday, November 13, 2023

雪舟が「天橋立図」に描いた建物の遺構か 発掘調査で見つかる ... - nhk.or.jp

室町時代に活躍した水墨画家、雪舟が、国宝の「天橋立図」に描いたとみられる建物の遺構が、京都府宮津市で行われた発掘調査で見つかりました。

宮津市にある国の史跡、丹後国分寺跡では、京都府教育委員会が2年前(2021年)から、発掘調査を行っています。
その結果、幅が最大およそ1メートルの建物の基礎に使われていた礎石が5つ見つかりました。
周辺では室町時代の土器なども見つかり、当時の資料などからも教育委員会は、雪舟が1501年ごろに描いた「天橋立図」の中の金堂の後ろにある、僧侶が生活する「僧坊」の遺構である可能性が高いとみています。
教育委員会によりますと、「天橋立図」は雪舟が創作した風景も描かれているとみられていましたが、この寺については、実際の風景に忠実に描いている可能性が高いことがわかったとしています。
発掘調査にあたった、京都府教育委員会文化財保護課の桐井理揮 副主査は、「描かれた風景と実際のどこが違っていたり、誇張されていたりしたのかわからない部分が多かった。少なくとも丹後国分寺に関してはしっかり観察して描いていることがわかった意義は大きいと思う」と話していました。

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