「息が吸えないほど緊張している」。開発コンサル会社社員の山村順子さんの元に、パレスチナ自治区ガザ地区の知人からメッセージが届いた。「もどかしい。なんとか地上侵攻にならないよう願うしかない」。2016年からパレスチナ人の支援を続けている。東エルサレムに住み、ガザの母親向けに調理講習を実施してきた。
今は日本にいて、パレスチナと行き来している。「現地ではミサイルが飛んでくることは珍しくない」。ただ今回は「いつもと違うとすぐにわかった」。ハマスとイスラエル軍との衝突によって、多くの市民が血を流し続けている。
イスラエル軍と、イスラム組織ハマスとの軍事衝突が続いています。多くの命が奪われるなか、地上侵攻への緊張は高まるばかりです。現地で支援活動をしてきた日本人は和平を祈りつつ、「傷つく市民を見捨てることはできない」と意を新たにしています。
思い出すのは11年前、農作…
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