北海道八雲町で長距離バスとトラックが正面衝突して双方の運転手と乗客の計5人が死亡した事故。犠牲になった乗客3人は、いずれもバスの右側前方に座っていたことが、捜査関係者への取材でわかった。
現場はトラック側から見て緩い左カーブ。トラックとバスは大破し、バスは右側面が大きくえぐられていた。
バスを運行していた北都交通(札幌市)によると、バスは運転席を含めて30席あり、死亡した乗客の男女3人は運転席のすぐ後ろの右側の3列に座っていた。
トラックは函館方面から八雲町のと畜場へ豚30頭を運ぶ途中だった。
死亡したバス運転手の興膳孝幸さん(64)(札幌市清田区)は、乗務歴15年のベテラン。少なくとも3年以上無事故で、社内の表彰を受けていた。北都交通によると、興膳さんは後輩の面倒見が良く、最近、孫ができたという。興膳さんの近所の80歳代女性は「家族ぐるみで雪かきを手伝ってくれたりして、とても優しい人だった。生まれたばかりの孫のことをうれしそうに話していたのに」と信じられない様子だった。
亡くなった乗客の若崎友哉さん(33)は函館市の市職員。2012年に入庁し、20年から人事課に勤務していた。同課の葛西亘課長(47)は若崎さんについて、「成績優秀で協調性があり、職場の中心となるような人だった。事故を報道で知り、職員に関係がなければと思ったが、巻き込まれるとは」とうなだれた。
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