プロ野球選手の取材をすると、打撃スイングや投球フォームを、身ぶりで再現してくれる選手は、けっこういる。
だが、地べたに座り込んで、スライディングの細かい動きを示してくれた選手は初めてだった。
高松渡、23歳。中日ドラゴンズの内野手。兵庫・滝川二高から2017年のドラフト3位で入団し、今年6年目を迎えた。
レギュラーではない。21年にキャリアハイの78試合に出場したが、昨年の出場は51試合。23年シーズンは、5月半ばまでに十数試合に出場したが、先発出場はなく、いずれも代走か守備要員だ。
それでも1軍ベンチに居続けられるのは、チームトップクラスの俊足と、類いまれな走塁技術にある。
5月6日、読売ジャイアンツ(巨人)との一戦。本拠・バンテリンドームナゴヤが歓喜のるつぼとなった時、中日の韋駄天(いだてん)は土煙とともに、頭からホームベースを滑り抜けていた。
八回、中日が決勝点をもぎとった場面だ。
スピード感のあふれた攻撃は1死、四球で出塁した石川昂弥の代走として、高松の名前がコールされた時に始まった。
刮目(かつもく)すべきは…
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