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Saturday, August 20, 2022

スマホが高性能ICレコーダーに!使ってわかったLINEの無料AI音声認識アプリ「CLOVA Noteβ」の実力| - @DIME

ビジネスパーソンに必須といえる〝会議〟。

会議には議事録がつきものですが、できることなら機械に任せたいもの。しかし、音声認識をして文字起こしするソフトやサービスは昔からありましたが、高額かつ低認識率のものも多かったです。

そんな中、奇跡のスマホアプリが出現しました。まだベータ版(試用版)ですがいずれ正式版がリリースされるはずです。

それでは、LINEの無料AI音声認識アプリ「CLOVA Noteβ」についてご紹介します。

楽するだけではない! 議事録を書かなくて済むメリットとは?

「CLOVA Noteβ」は、録音しながらまずは話の概要をざっくり聞き、録音・文字認識が完了した二周目に「CLOVA Noteβ」で音声を「耳」で聞きます。そして自動文字起こしされた「文字情報」を目で確認できるのです。つまり、会議の内容を熟考できて知識が深まるのが最大のメリットです。

「CLOVA Noteβ」を使ってみた!

では実際に、「CLOVA Noteβ」を使ってみましょう。

iOSでもAndroidでも、アプリ名は「CLOVA Note」です。ダウンロードしてインストールまで進みます。あらかじめ「LINE」のアカウントの取得も忘れずに。

PC(ブラウザ版)で使う場合は「CLOVA Noteβ」のサイトからログインして、LINEのID、パスワードを入力します。また、LINEアプリですでに会員ならQRコードを表示できるので、アプリにあるQRコード読み込み機能のカメラでQRコードを読み込み、表示されたパスコードをスマホのLINEアプリに入力すれば連携可能となります。

https://clovanote.line.me/home

その後、PCの管理画面が表示されます。この状態でスマホアプリと連携すれば、スマホをマイクとして使えるようになります。

実際に音声を認識させてみよう!

さて、肝心の音声認識精度ですが、ご覧の通り「こんにちは。良い天気ですね」程度の言葉なら、ほぼ完璧に認識できます。

惜しいのは「こんにちは今日はいい天気ですね」と連続した言い回しとなってしまい、読点が入らなかったことです。まあ、実際に切れ目無しで話したわけで、それは仕方ないこと。

筆者は極度に滑舌が悪く、自分でも何を言っているかわからないくらいの聞き取りづらい声をしていますが、それでいてこの精度は感心します。

認識結果はPCの画面にも同期。そこで文章の手直しも可能です。もちろん、ICレコーダーの様に音声を記録しますので、後で音声を何回でも聞き直しながら議事録の修正も簡単です。

テレビのニュースも録音してみましたが、キャスターやゲストの声をそれぞれ認識して区別できます。これはすごい。

将来的には多言語のサポートや、Web会議との連携も視野に入れているそうなので、こちらも期待大です。

LINEの無料AI音声認識アプリ「CLOVA Noteβ」は現状、100%の認識率ではありません。しかし、ベータ版のテスト期間中に試用が進むはず。みるみる精度が上がり、完璧な状態に近づいていくでしょう。

いずれ議事録はすべて「CLOVA Noteβ」に任せる……そんな日がやってくるかもしれませんね。

「CLOVA Note」の主な仕様

対応言語:日本語・英語・韓国語
音声アップロードの上限:1か月600分(AI学習のデータ活用に同意した場合)
AI技術:「CLOVA Speech」
・見て聴く音声記録
・参加者の声を区別
・重要な瞬間、ブックマーク
・探して聞く検索

参考サイト
https://clovanote.line.me/

参考動画

文/FURU

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