岩手県釜石市職員2人が住民基本台帳に登録された全市民の個人情報をメールで自宅に送るなどして持ち出した問題で、総務企画部の元女性係長(懲戒免職)が、職場のパソコン上で全職員が引き継ぎ書類を閲覧できる異動時期を利用し、市民の個人情報を不正に取得していたことが市への取材でわかった。市は、閲覧できる職員を制限するなどの再発防止策を検討している。
市によると、持ち出された情報は2015年以前の市民の所得額や、東日本大震災の応急仮設住宅入居者の氏名など。元係長が同年2月に自宅のパソコンにメールで送信していた。
市では毎年の異動時期を前に担当者が引き継ぎ書類を作成し、業務用パソコンの共有フォルダーに保存して後任者が閲覧する仕組みを取っている。閲覧できる期間は年度末から年度初めの数日間に限られているが、全職員が閲覧できる状態だった。
元係長は市の聞き取りに「市役所の色々な仕事を知りたかった」と話したという。持ち出された情報は市がすでに削除させている。
からの記事と詳細 ( 全職員が閲覧できる異動時期を利用、市民の所得額など不正取得…元係長「色々な仕事知りたかった」 - 読売新聞オンライン )
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