豊橋技術科学大(愛知県豊橋市)の学生たちが「わかった気になる脳ラップ」という楽曲を作った。ラップミュージックに乗せて、脳の機能を紹介するユニークな試みで、学生たちは「脳科学の入門用として聞いてほしい」と話している。
学生は、同大の内山慎太郎さん(24)(情報・知能工学専攻 博士後期課程1年)と及川達也さん(26)(同2年)ら8人。ラップ特有の軽快なリズムに「今からラップで学ぶ脳機能 Noとはいわせない」「目から入ってきた情報を 処理し視覚司る後頭葉」「前頭葉は味覚、嗅覚の 他に理性、感情、価値判断」などの詞を乗せている。曲の最後は「もし昨日以上に脳に興味持ったならfollow me(ついておいで) 学ぼう共に」と結ぶ。
脳科学とは、人間を含む動物の脳と、それが生み出す機能について研究する学問のこと。研究成果は医学、心理学、機械工学、教育など幅広い分野で応用されている。
重要な学問だが、「難しい専門用語も多く、手を出しづらいという印象を持つ人も多い」と考えたラップの好きな内山さんや及川さんが中心になり作詞、歌唱などを担当した。脳科学入門編という位置づけで、詞の内容は脳の機能の紹介に絞った。今後、脳科学をもう少し詳しく説明する曲も作りたいという。
及川さんは「ラップは、どんな歌詞でも曲の中に詰め込むことができる。また、一定のリズムに乗せて歌うことで、記憶に定着しやすい」と話す。内山さんも「中学、高校生など若い世代に聞いてもらい、興味を持った言葉、用語について自身で調べてほしい」と話す。同大の寺嶋一彦学長は「曲のテンポがいいので若い人に受け入れてもらえる」と評価している。
曲は、動画投稿サイト「ユーチューブ」で聞くことができる。
からの記事と詳細 ( ラップで学ぶ脳機能「Noとはいわせない」…わかった気になる楽曲作る - 読売新聞オンライン )
https://ift.tt/vW1j7uE
No comments:
Post a Comment