2020年10月に東京都調布市で起きた東京外郭環状道路のトンネル工事に伴う陥没現場の周辺について、東日本高速道路が土地の買い取り・仮移転の地域を拡大することがわかった。当初は地盤補修のため陥没の原因となった工事区間の真上のみを対象としていたが、隣接地域にも広げ、3月末から一部交渉を開始した。
現場では大深度地下利用法の適用を受け、地下約47メートル付近で東名高速と関越道を結ぶトンネル掘削工事が行われていた。トンネルは南行き、北行きの2本が計画され、先行して進めていた南行きの真上の市道が地盤の緩みで陥没した。
東日本高速は工事再開に向け、南行きトンネル真上の長さ約220メートル、幅約16メートルについて地盤補修を行う方針を決定。住宅約30軒の仮移転や買い取り交渉を進めているが、工事再開に反対の声がある上、一部は交渉が難航している。
一方、北行きトンネル上部は緩みは確認されていないが、住民からは「家屋にヒビが入った」という苦情や、今後の工事の影響の不安から買い取りを求める声も上がっていた。
今回、新たな買い取り対象とするのはこの北行きトンネル上部周辺で、地域内の住宅は十数軒という。東日本高速は、対象地域拡大の理由について「早期に地盤補修を行うために工事用地が必要になった。資機材の置き場などに用いる」としている。
からの記事と詳細 ( 調布の道路陥没、土地買い取り地域拡大へ…東日本高速道路「工事用地が必要に」 - 読売新聞オンライン )
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