難病や障害で医療的ケアが必要な子どもたちの日常の様子を記録した写真展が、滋賀県愛荘町で開かれています。
この写真展は、彦根市にある障害者のデイサービス施設などを運営するＮＰＯが企画しました。
会場には難病や障害で人工呼吸器やたんの吸引など医療的ケアが必要な３０人余りの子どもたちが、介護を受けたり、自宅で家族と過ごしたりしている日常の様子を撮影した写真５０点が展示されています。
テーマは「笑顔」で、体を思うように動かせなかったり言葉をうまく話せなかったりしても、ほほえみや満面の笑みで思いを伝えようとする子どもたちの姿が写されています。
写真には、「どんなときもどんな瞬間もすべてがママの宝物。いつもかわいい笑顔をありがとう」とか「病気がわかったときは不安や絶望ばかりでしたが今では子どもの笑顔に癒やされています」などといった家族の思いを伝えるメッセージも添えられています。
地元の６０代の女性は、「胸がいっぱいになりました。子どもたちから大人が元気をもらっています。添えられたメッセージからも力をもらいました」と話していました。
写真展は、愛荘町の「愛知川びんてまりの館」で来月（４月）１０日まで開かれています。
入場は無料です。
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