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Tuesday, February 15, 2022

生後11カ月の長女に暴行、死亡させた疑いで母親を逮捕 - 朝日新聞デジタル

独自

板倉大地

 福岡県川崎町で2018年7月、生後11カ月の長女に暴行を加え死亡させたとして、福岡県警が16日午前、20代の母親=同県糸田町=を傷害致死の疑いで逮捕したことが、捜査関係者への取材でわかった。死亡した長女は「虐待による乳幼児頭部外傷」(AHT)の疑いがあると診断されていた。

 捜査関係者によると、母親は県警の任意の調べに対して、事件当時は夫との関係を巡ってストレスを抱えていた、という趣旨の話をする一方、長女を暴行したことについては否定。「ぐったりしているのを見つけたので、通報した」と説明していたという。

 逮捕容疑は、18年7月28日午前、当時住んでいた川崎町の自宅で、長女に対して何らかの暴行を加え、急性硬膜下血腫などで死亡させたというもの。母親はこの家に長女と夫と3人で暮らしていたが、事件当時は長女と2人きりだった。夫とは事件後に離婚したという。

 母親が119番通報し、長女は病院に搬送されたが、事件から3日後の31日に死亡した。医師がAHTの疑いがあると診断し、県警に通報していた。AHTは、乳幼児を激しく揺さぶるなどの行為が原因とされているが、長女には、AHTの「3徴候」といわれる、急性硬膜下血腫、眼底出血、脳の損傷がそれぞれあったという。

 県警は、現場の状況などから、長女のけがが自分で転倒したり、高いところから落ちたりした事故によるものである可能性は低いと判断。1月21日、当時の自宅など関係先を家宅捜索していた。(板倉大地)

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