弟の心臓病がわかった時、自分の子ども時代も終わった
清田さんの弟さんは、小学3年生のある日、友達と鬼ごっこをしている最中に突然倒れ、意識を失いました。病院で検査をしたところ、肥大型心筋症という心臓病であることが発覚。肥大型心筋症は、高血圧といった明らかな原因が無いにも関わらず、心臓の壁が厚く硬くなってしまう難病です。 「弟の心臓病は治療や手術で完治するものではなく、薬を飲みながら心臓に負担がかからないよう運動や生活を制限して、一生付き合っていくしかないものでした。いつ心臓が止まって倒れるかわからない状態のため、専業主婦であった母親が常に付き添うことに。 学校にも母が毎日一緒に行き、授業が終わるまで教室の後ろなどで見守り、また一緒に帰宅するという生活でした」(清田さん) 弟さんの病気がわかった時、清田さんは中学1年生。両親から「あなたはもう中学生で子どもじゃないんだから、一緒に弟を守れるよね」と言われ、清田さんもまた生活が一変することとなりました。 「今振り返ると、中1なんてまだまだ子どもで親にも頼りたいことばかりなのに、『もう子どもじゃない』と言われて結構辛かったな、もうちょっと子どもでいたかったな、と思います。でも、当時は弟と親の力になりたい思いもあり、『よし頑張ろう!』というポジティブな思いでいっぱいでした」(清田さん) 幼い頃は弟さんとよく喧嘩もしたけれど、病気が分かってからはとても仲良くなったそうです。 「1人で外出できない弟にとって、一番近くにいる遊び相手は私でした。私が学校から帰ると、一緒にゲームをしたりいろいろな話ができたので、私の帰りを毎日楽しみに待っていてくれて、私はそんな弟がかわいくて仕方ありませんでした」(清田さん)
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