松坂桃李(32)と仲野太賀(27)が3日、東京・スペースFS汐留で行われた主演映画「あの頃。」(今泉力哉監督、19日公開)の映画公開直前イベントで、藤本美貴(35)のサプライズ登壇に仰天した。

2人は「ハロー! プロジェクト」に青春をささげバンド「恋愛研究会。」を結成したアイドルオタクを演じたが、劇中で仲野が演じたコズミンは藤本推しという役どころ。仲野は「やったー! 本物だーっ!! うわーっ…うれしい。天地がひっくり返った感じがしました」と感激。松坂も「動揺して、言おうとしていたことが飛んだ」と笑った。

「あの頃。」は、ベーシスト、漫画家で元芸能事務所マネジャーの劔樹人氏(41)が14年に出版した、ハロプロオタクを描いた自伝的コミックエッセー「あの頃。男子かしまし物」の実写映画化作品で、松坂は劇中で劔氏本人を演じた。仲野は、ハロプロのライブ映像などを見て役作りをしており「汗が止まらない。ライブ映像も見させていただいて」と額の汗を手で拭った。松坂、仲野と「恋愛研究会。」メンバーを演じたお笑いコンビ、ロッチのコカドケンタロウ(42)も、藤本の夫の庄司智春(45)を引き合いに「庄司さんの奥さんのミキティだったのが…」とぼうぜんとした。

好反応に、藤本は「良かった。(アイドルに)戻ってきました」と笑みを浮かべた。そして「もちろん、私たちはステージに立っている側。ファンが普段、何をしているか分からないですし…人生をかけて応援してくださっているのが分かった。早くコロナが収まったら、いろいろな方にライブを見ていただきたい」と今後のライブにも意欲を見せた。

この日、登壇した劔氏は、松坂が実際に劇中で着たジャンパーを着用。「クリーニングしていただいて、非常にきれいになった。(洗わなかったら)価値が出て、街を歩けなくなるのではないか?」と笑った。

イベントの模様は、YouTubeで生配信された。