NHK大河ドラマ『麒麟がくる』最終回が2月7日に放送される。新型コロナウイルスの影響による放送の一時休止は約3カ月にわたり、昨年8月30日(第22回)から放送を再開。放送回数は収録状況を見て検討されたというが、1月から12月にかけて放送予定だった大河ドラマが史上初めて“越年”して、予定通り全44回でクライマックスを迎えることになった。 【写真で見る】「あなたが選ぶ大河ドラマ ベスト1は?」5位から1位までの写真を見る(全40枚) 動乱の戦国時代が描かれたのは2017年『おんな城主 直虎』以来3年ぶり。主演の長谷川博己(43)が明智光秀を演じ、初回平均視聴率は19.1%を記録。近年では2016年『真田丸』の19.9%以来の高視聴率で、根強い“戦国人気”がうかがえた(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。「本能寺の変」に向けて、染谷将太(28)が演じた織田信長に対する光秀の葛藤を描いてきた人間ドラマは、どのような結末を迎えるのか。 文春オンラインでは「〈アンケート〉あなたが選ぶ『大河ドラマ』ベスト1は?」を実施。18日間で30~60代を中心に、769人の投票が集まった。早速、ベスト5を具体的な理由とともに紹介する。( 6位~20位も公開中! ) ※1人につき、3作品を選び(1位5点、2位3点、3位1点)、合計点数でランキングを作成した。必須回答の項目は1位のみ。 ◆ ◆ ◆
【5位 麒麟がくる(2020年 主演:長谷川博己) 326点】
5位には最新作『麒麟がくる』がランクイン。「本能寺の変」を起こした明智光秀(十兵衛)の視点を通して、壮大な戦国絵巻が描かれた。織田信長を討った「謀反者」のイメージを刷新するかのような、「仁のある政治」をする為政者が現れると降り立つ聖なる獣・麒麟を追い求め続けたという「新しい光秀像」と、長谷川博己の実直な演技に心打たれた人が多かった。 「明智光秀という人物を見直すきっかけになりました」(57・女性) 「推しの長谷川博己さん主演の大河ドラマであり、大好きな戦国時代ものでもあり、そして何と言っても地元岐阜が舞台でした。これまではダークヒーローだった明智光秀を主役にしたというサプライズが魅力です」(54・女性) 「教科書で教わるような通説とは違うストーリーがよかった。『麒麟』だと考えられていた信長が、実はそうではなかったということに? 最終回に期待」(70・男性) 2019年11月には、沢尻エリカの降板により信長の妻・帰蝶役を川口春奈が務めることが発表された。時代劇初挑戦の大抜擢だった川口の好演をはじめ、駒(門脇麦)、斎藤道三(本木雅弘)、足利義昭(滝藤賢一)、正親町天皇(坂東玉三郎)、光秀の娘・たま(芦田愛菜)ら個性的な脇役を評価する声も集まった。 「信長の妻役に川口春奈さんが出ているから、毎週観ています」(26・女性) 「動乱の時代、架空の人物である駒の存在にだんだんと愛着がわいて癒された。斎藤道三亡き後は寂しくなるのかと思ったが、足利義昭、正親町天皇などの登場人物のおかげでますます観たくなった」(56・女性) コロナ禍での放送休止中には『麒麟がくるまでお待ちください 戦国大河ドラマ名場面スペシャル』などの特番が放送され、同様のハッシュタグで作品を応援したファンも。 「コロナの終息を願う気持ちと作中で麒麟がくる世を願うストーリーがリンクして、さらにグッときた。コロナに負けず、『麒麟がくる』全44話完走していただきたい」(45・女性) 「1年の長丁場、コロナで紆余曲折あり、まさに『明智光秀』そのものといった大河ドラマだったのではないか。人生色々、挫折を味わった人こそ応援したくなる。秀吉や家康のような天下人よりも魅力的」(64・男性)
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